先日、次男に数学の質問を受けました。この春進学する高校からもらった「春休み宿題」です。ああだこうだと言い合いながら、夜中に二人で格闘し、やっと、朝5時前に終了しました。
私は、もともと文系人間で、数学は好きだから教えているものの、高校数学の知識は乏しいといえます。なんとか解き終えたものの、ゲリラ的な解き方もあったりして、キレイとはいえません。もっと論理的に解く方法があるかもしれないと話しているうちに、Yahoo!知恵袋を思い出しました。
次男に、キーワードを入れて携帯で検索させると、ありました、ありました。全問ではありませんが、複数の問題が、一語一句違わず、投稿されており、その回答もいくつも寄せられていました。しかも、一人の投稿者からではなく、複数の方から質問されていたのです。
私たちは、答え合わせをすることが出来助かりましたが、どんな人が投稿したのかが気になります。誰にも質問できない子供が、困って投稿したのならまだ良いのですが…。
これ以外にも、同様の質問サイトがいくつもあります。私は、時々、中学入試の算数の質問を考えたり、解き方や答えを回答したりしています。
その時に気になっていることがあります。
一つは、問題の写し間違えが多いのです。矛盾した問題内容の解答を真剣に考えるほうは、たまリません。
もう一つは、ていねいな解法が回答してあっても、その内容が理解できないと返信される方が多いことです。
質問するのなら、せめて最低限の知識を持って欲しいのです。問題の内容が把握できていないからこそ、転記ミスが起こるのだと思います。また、解法を理解していただかないと、今後に活かせないばかりでなく、一生懸命分かりやすい解答を考えた人の努力が無駄になるのです。
今回の投稿者は、中学数学の範疇を超えた問題に困って投稿しただけなら、細かな解答方法も理解できていると思います。どうか、ろくに考えずに答えを丸写ししていないことを祈ります。
しかし、こんなに身近な問題が質問されているとは思いませんでした。入試問題ではなく、学校の定期テスト等の問題もこれを使えば、簡単に答えを教えてもらえるわけです。するとあの手を使えば…!!!
便利になればなるほど、使い手のモラルが求められているのだと思います。
私は、もともと文系人間で、数学は好きだから教えているものの、高校数学の知識は乏しいといえます。なんとか解き終えたものの、ゲリラ的な解き方もあったりして、キレイとはいえません。もっと論理的に解く方法があるかもしれないと話しているうちに、Yahoo!知恵袋を思い出しました。
次男に、キーワードを入れて携帯で検索させると、ありました、ありました。全問ではありませんが、複数の問題が、一語一句違わず、投稿されており、その回答もいくつも寄せられていました。しかも、一人の投稿者からではなく、複数の方から質問されていたのです。
私たちは、答え合わせをすることが出来助かりましたが、どんな人が投稿したのかが気になります。誰にも質問できない子供が、困って投稿したのならまだ良いのですが…。
これ以外にも、同様の質問サイトがいくつもあります。私は、時々、中学入試の算数の質問を考えたり、解き方や答えを回答したりしています。
その時に気になっていることがあります。
一つは、問題の写し間違えが多いのです。矛盾した問題内容の解答を真剣に考えるほうは、たまリません。
もう一つは、ていねいな解法が回答してあっても、その内容が理解できないと返信される方が多いことです。
質問するのなら、せめて最低限の知識を持って欲しいのです。問題の内容が把握できていないからこそ、転記ミスが起こるのだと思います。また、解法を理解していただかないと、今後に活かせないばかりでなく、一生懸命分かりやすい解答を考えた人の努力が無駄になるのです。
今回の投稿者は、中学数学の範疇を超えた問題に困って投稿しただけなら、細かな解答方法も理解できていると思います。どうか、ろくに考えずに答えを丸写ししていないことを祈ります。
しかし、こんなに身近な問題が質問されているとは思いませんでした。入試問題ではなく、学校の定期テスト等の問題もこれを使えば、簡単に答えを教えてもらえるわけです。するとあの手を使えば…!!!
便利になればなるほど、使い手のモラルが求められているのだと思います。
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昨夜から今日にかけ、お通夜と葬儀に参列してきました。
お亡くなりになったのは、人工透析歴38年の方です。もうこれを聞いただけで頭が下がってしまいます。29才の時に倒れ、その後、透析生活が始まったのだそうです。
ちょうど人工透析費用が公費負担になり、多くの患者さんが救われるようになった直後だそうで、透析40年以上の方は、まずいらっしゃらないと思われます。ですから最長の人工透析患者に入る方だと思います。
少しずつ、弱っていく体、思い通りに動かせなくなる手足、そのたびに手術を繰り返していらっしゃいました。
さらに最近は、弱った心臓のバイパス手術を受けられました。
低血圧症が進み、血圧は50に…。
闘病生活は、苦しいことばかりで、時には弱音を吐きたかったでしょうが、一言も口にせず、健常者を恨むでもなく…。
とにかくすごい方だったと思います。合掌。
お亡くなりになったのは、人工透析歴38年の方です。もうこれを聞いただけで頭が下がってしまいます。29才の時に倒れ、その後、透析生活が始まったのだそうです。
ちょうど人工透析費用が公費負担になり、多くの患者さんが救われるようになった直後だそうで、透析40年以上の方は、まずいらっしゃらないと思われます。ですから最長の人工透析患者に入る方だと思います。
少しずつ、弱っていく体、思い通りに動かせなくなる手足、そのたびに手術を繰り返していらっしゃいました。
さらに最近は、弱った心臓のバイパス手術を受けられました。
低血圧症が進み、血圧は50に…。
闘病生活は、苦しいことばかりで、時には弱音を吐きたかったでしょうが、一言も口にせず、健常者を恨むでもなく…。
とにかくすごい方だったと思います。合掌。
例年に比べて、いろんな意味で注目を浴びた高校入試でした。また、来年以降の様々な課題をつきつけられた入試でもありました。昨日、たくさんの公立高校で二次入試があり、この結果をもって入試が終ります。
当塾では、後期入試受験者全員が合格し、晴れ晴れとした気持ちで新学年の授業を迎えています。入学式後、しばらくして、公立高校では入試成績の開示があります。卒塾生等から集めた入試結果をもとに、文理学科はもちろん、他の高校の難易度の変化を分析してみたいと考えています。また、塾としては、入試問題の新傾向もしっかり把握していきます。
来年は、今年以上に私立高校に流れるのか、それとも、公立高校が巻き返すのかは、現段階では判断に苦しみます。私立授業料の無償化が現実に実行されて、初めてその大きさが理解されるのかもしれません。
気になっているのは、私立中学入試の難易度の変化です。学校ごとの格差はあるものの、年々、易しくなっているようで、このままでは、6年一貫教育のメリットを享受していくことができない生徒も多数入学するのではないかと心配しています。
一般的な私立中学では、難易度をあげた先取り授業を実践しています。このハイレベルの授業についていけない生徒が入学しても、消化できないまま、成績が低迷してしまうのです。そして進度が速い分、一度遅れると取り戻すことが困難になります。
受験者側としては、中学校名にこだわる前に、自分のお子様が、今後6年間、その学校の先取り授業を消化していけるレベルなのかどうかを冷静にお考えください。実際、入学後半年もすると、成績に大きな格差が生まれます。
また、受け入れる私立中学としては、合格者を募集人数で切るのではなく、自校の学習内容を十分理解して、進める学力を持ったお子様なのかで、入学者の選抜を行なって欲しいと思います。レベルを下げないで欲しいのです。無理なのなら、カリキュラムを見直し、公立中学レベルに近づけることです。
個々のお子様に合った学校選びが大切です。様々な情報に惑わされることなく、先入観に振り回されることなく、単純に偏差値上位の学校を選ぶことなく、お子様の目線に立ってくれる、安心して任せられる、お子様の興味に火をつけてくれる学校をお選びください。
なんですって、「そんな学校があれば教えて欲しい!」ですって、正直、小生も、困ります。そんな時には、消去法でお選びくださいとお答えしています。
当塾では、後期入試受験者全員が合格し、晴れ晴れとした気持ちで新学年の授業を迎えています。入学式後、しばらくして、公立高校では入試成績の開示があります。卒塾生等から集めた入試結果をもとに、文理学科はもちろん、他の高校の難易度の変化を分析してみたいと考えています。また、塾としては、入試問題の新傾向もしっかり把握していきます。
来年は、今年以上に私立高校に流れるのか、それとも、公立高校が巻き返すのかは、現段階では判断に苦しみます。私立授業料の無償化が現実に実行されて、初めてその大きさが理解されるのかもしれません。
気になっているのは、私立中学入試の難易度の変化です。学校ごとの格差はあるものの、年々、易しくなっているようで、このままでは、6年一貫教育のメリットを享受していくことができない生徒も多数入学するのではないかと心配しています。
一般的な私立中学では、難易度をあげた先取り授業を実践しています。このハイレベルの授業についていけない生徒が入学しても、消化できないまま、成績が低迷してしまうのです。そして進度が速い分、一度遅れると取り戻すことが困難になります。
受験者側としては、中学校名にこだわる前に、自分のお子様が、今後6年間、その学校の先取り授業を消化していけるレベルなのかどうかを冷静にお考えください。実際、入学後半年もすると、成績に大きな格差が生まれます。
また、受け入れる私立中学としては、合格者を募集人数で切るのではなく、自校の学習内容を十分理解して、進める学力を持ったお子様なのかで、入学者の選抜を行なって欲しいと思います。レベルを下げないで欲しいのです。無理なのなら、カリキュラムを見直し、公立中学レベルに近づけることです。
個々のお子様に合った学校選びが大切です。様々な情報に惑わされることなく、先入観に振り回されることなく、単純に偏差値上位の学校を選ぶことなく、お子様の目線に立ってくれる、安心して任せられる、お子様の興味に火をつけてくれる学校をお選びください。
なんですって、「そんな学校があれば教えて欲しい!」ですって、正直、小生も、困ります。そんな時には、消去法でお選びくださいとお答えしています。

まだまだ被災地では、予断を許さない状況が続いています。
被災地の子供たちは、新学期を迎えても、通うべき学校がないのですからどうしようもありません。中学でのクラブ活動に夢をふくらましていた子供たちは、今、何を思っているのでしょうか?
家族の安否が分からないまま、被災地を離れられない人たちがいます。また、その一方で、早々と、現地をあとにした家族がいました。苦渋の決断をしたその人が吐いた「もう二度とこの地には戻ってこないと思う」という言葉が、私の心の中に突き刺さっています。
私の父は、長崎で被爆しました。爆心地に近い長崎三菱造船所で働いていた父は、幸運にも手足のやけどだけで助かり、焼け野原になった長崎をあとに線路沿いに歩いて、熊本の実家までたどり着きました。
戦後、造船所から何度か戻ってこないかと誘いがあったそうですが、父は帰ろうとはしませんでした。
父は死ぬまで、一度も被爆時の話をしませんでした。わたしが聞いたのは、断片的に母に語った話を、母から聞いただけです。爆心地の様子は想像を絶する世界ですが、その光景を二度と思い出したくなかったに違いありません。
私には、被災地を離れる人の言葉が、私の父と同じように、一瞬で家を、町を、そして故郷を襲った被災体験、瞬時にすべてを失ってしまった地獄絵のような光景を二度と思い出したくないと言っているように思えるのです。
今回の地震は、津波の被害まででおさまらず、私の父の人生を狂わせた被曝にまで及ぼうとしています。
どうかこれ以上の被曝者を出さないよう、どうか早く沈静化しますよう、天国の父に深く祈ります。
被災地の子供たちは、新学期を迎えても、通うべき学校がないのですからどうしようもありません。中学でのクラブ活動に夢をふくらましていた子供たちは、今、何を思っているのでしょうか?
家族の安否が分からないまま、被災地を離れられない人たちがいます。また、その一方で、早々と、現地をあとにした家族がいました。苦渋の決断をしたその人が吐いた「もう二度とこの地には戻ってこないと思う」という言葉が、私の心の中に突き刺さっています。
私の父は、長崎で被爆しました。爆心地に近い長崎三菱造船所で働いていた父は、幸運にも手足のやけどだけで助かり、焼け野原になった長崎をあとに線路沿いに歩いて、熊本の実家までたどり着きました。
戦後、造船所から何度か戻ってこないかと誘いがあったそうですが、父は帰ろうとはしませんでした。
父は死ぬまで、一度も被爆時の話をしませんでした。わたしが聞いたのは、断片的に母に語った話を、母から聞いただけです。爆心地の様子は想像を絶する世界ですが、その光景を二度と思い出したくなかったに違いありません。
私には、被災地を離れる人の言葉が、私の父と同じように、一瞬で家を、町を、そして故郷を襲った被災体験、瞬時にすべてを失ってしまった地獄絵のような光景を二度と思い出したくないと言っているように思えるのです。
今回の地震は、津波の被害まででおさまらず、私の父の人生を狂わせた被曝にまで及ぼうとしています。
どうかこれ以上の被曝者を出さないよう、どうか早く沈静化しますよう、天国の父に深く祈ります。
何度も流れる同じコマーシャルに苦情が殺到しているそうですが、日本人ならではのことかも知れません。私は、総理や大臣、都知事まで作業服姿なのが気になります。逆に電力会社の人が背広姿だったりして…。総理や大臣は、現地で作業するわけではないのですから、背広でいいんじゃないでしょうか?
いや、彼らは、いつでも避難できるようにあの姿にだったりして…!?。
一昨日の夜は、現高一生が7人、塾に来ました。二人が電車で会い、その後、元塾生に声を掛けて集まったのだそうです。出身中学はバラバラの連合軍で、塾でのつながりが今も続いていることがうれしかったです。
昨日は、中3生を連れてUSJに行ってきました。迷子が出たりして大変でしたが、日頃、塾で感じたことのない一面を見れて面白かったです。
人として生きていくのに、学力など大きな意味を持ちません。それよりも周りのみんなとどう接し、どう過ごせるのかが重要です。相手に気遣いが出来ずにそのまま自分をさらけ出してしまう子がいます。逆に、みんなの輪のバランスを保とうと、自分を犠牲にする子もいます。
人間力とでもいいましょうか、生きていく力が一番大切で、勉強の出来不出来は、その次だと思っています。ですから、他人のせいにして自分から輪を遠ざけている子供や、それを看過してしまっている保護者を見つけると、塾という特別な場であるにせよ、譲れなくなってしまいます。私は、塾には子供たちの人間形成の場としての役割もあると考えているのです。(偉そうに聞こえたら申し訳ありません。たいしたことはしていませんが…)
最後まで続けてくれた塾生の中には、少し心配な生徒もいましたが、彼らなりに社会性を身につけ、逞しく生きていることが分かり、とても安心しました。
また彼らが、集まって会いに来てくれることを、心待ちにしています。
いや、彼らは、いつでも避難できるようにあの姿にだったりして…!?。
一昨日の夜は、現高一生が7人、塾に来ました。二人が電車で会い、その後、元塾生に声を掛けて集まったのだそうです。出身中学はバラバラの連合軍で、塾でのつながりが今も続いていることがうれしかったです。
昨日は、中3生を連れてUSJに行ってきました。迷子が出たりして大変でしたが、日頃、塾で感じたことのない一面を見れて面白かったです。
人として生きていくのに、学力など大きな意味を持ちません。それよりも周りのみんなとどう接し、どう過ごせるのかが重要です。相手に気遣いが出来ずにそのまま自分をさらけ出してしまう子がいます。逆に、みんなの輪のバランスを保とうと、自分を犠牲にする子もいます。
人間力とでもいいましょうか、生きていく力が一番大切で、勉強の出来不出来は、その次だと思っています。ですから、他人のせいにして自分から輪を遠ざけている子供や、それを看過してしまっている保護者を見つけると、塾という特別な場であるにせよ、譲れなくなってしまいます。私は、塾には子供たちの人間形成の場としての役割もあると考えているのです。(偉そうに聞こえたら申し訳ありません。たいしたことはしていませんが…)
最後まで続けてくれた塾生の中には、少し心配な生徒もいましたが、彼らなりに社会性を身につけ、逞しく生きていることが分かり、とても安心しました。
また彼らが、集まって会いに来てくれることを、心待ちにしています。
本日、卒塾生が「東大に合格しました!」と挨拶に来てくれました。昨年、帝塚山泉ヶ丘高校を卒業した生徒です。小3からRITZに通ってくれた生徒です。
どこそこの私立中学はどうのこうのとのたまわれる方がいらっしゃいますが、学校の問題ではなく、入ってからのその子の問題だと思います。
この生徒と同期の塾生の進学先をあげますと、清風南海中学に進学した生徒は、昨年現役で京大工学部へ。また初芝富田林中学に入った生徒も現役で名古屋大学工学部に合格しています。
書き込みしている間に、やはり同期で初芝富田林から信州大学に進む生徒が挨拶に来ました。
話している途中で、この春から保育士としてスタートを切る元塾生が…。うれしい春です。
昨日は、和歌山高専に進学し、今年4回になる生徒が、「この間のテストで学年一位になりました」と帰省して一番に報告に来てくれました。編入する大学が楽しみです。
進学先よりも、こうやってたくさんの生徒が来てくれることが本当にうれしいです。
鍛え上げて受験させることは大切ですが、「伸びきって受験させないこと、伸びしろを残すこと」を忘れずに生徒を送り出してきました。
これは、けっして間違いではなかったと、やっと実感できるようになりました。
どこそこの私立中学はどうのこうのとのたまわれる方がいらっしゃいますが、学校の問題ではなく、入ってからのその子の問題だと思います。
この生徒と同期の塾生の進学先をあげますと、清風南海中学に進学した生徒は、昨年現役で京大工学部へ。また初芝富田林中学に入った生徒も現役で名古屋大学工学部に合格しています。
書き込みしている間に、やはり同期で初芝富田林から信州大学に進む生徒が挨拶に来ました。
話している途中で、この春から保育士としてスタートを切る元塾生が…。うれしい春です。
昨日は、和歌山高専に進学し、今年4回になる生徒が、「この間のテストで学年一位になりました」と帰省して一番に報告に来てくれました。編入する大学が楽しみです。
進学先よりも、こうやってたくさんの生徒が来てくれることが本当にうれしいです。
鍛え上げて受験させることは大切ですが、「伸びきって受験させないこと、伸びしろを残すこと」を忘れずに生徒を送り出してきました。
これは、けっして間違いではなかったと、やっと実感できるようになりました。
地震の恐さは、阪神大震災でしか知りませんが、今回の地震は、それとは比べようのないほど大規模なようです。これから夜に向かい、救助が困難になるとともに、寒さによる二次被害等ないことを祈ります。
受験生をゆるがせた今回の後期入試の出願が締め切られました。驚くべきことは、後期試験を実施する学校のうち41校で、定員割れが起こりました。これら学校では、よほどの成績でない限り、全員合格になります。安心して受験してください。
これに対し、文理学科をもつ10校の平均倍率は、1.5倍になります。昨年のこの10校の平均倍率は、1.28倍です。この結果から、今年は、文理学科に人気が集まり、その余波を受けて、後期の普通科にも生徒が押し寄せたのが分かります。具体的には、この10校で1000名弱の不合格者が出ることになります。
4学区では、上位の3校のほかでは、和泉1.33倍、久米田1.23倍、佐野1.24倍と続きます。この3校に共通しているのは、新学区になり、旧学区以外からの生徒が多く受験する学校であることです。和泉と久米田は、昨年の受験生の3割以上が、旧9学区ではなく、旧8学区からの受験生です。佐野でも16%が旧8学区からの生徒が受験しています。混ざる学校ほど「調整が難しい」「人気が高い」といえるのかもしれません。
最後に、これほど多くの高校が定員割れしたことで、昨年まで公立人気は、やはり公立高校の中味の良さではなかったことが証明されました。安い授業料に起因していたのです。つまり、定員割れは、その高校の人気のなさをそのまま表しているのだと思います。現在の公立高校を魅力ある学校に変えないと、この状況がいつまでも続きます。
受験生をゆるがせた今回の後期入試の出願が締め切られました。驚くべきことは、後期試験を実施する学校のうち41校で、定員割れが起こりました。これら学校では、よほどの成績でない限り、全員合格になります。安心して受験してください。
これに対し、文理学科をもつ10校の平均倍率は、1.5倍になります。昨年のこの10校の平均倍率は、1.28倍です。この結果から、今年は、文理学科に人気が集まり、その余波を受けて、後期の普通科にも生徒が押し寄せたのが分かります。具体的には、この10校で1000名弱の不合格者が出ることになります。
4学区では、上位の3校のほかでは、和泉1.33倍、久米田1.23倍、佐野1.24倍と続きます。この3校に共通しているのは、新学区になり、旧学区以外からの生徒が多く受験する学校であることです。和泉と久米田は、昨年の受験生の3割以上が、旧9学区ではなく、旧8学区からの受験生です。佐野でも16%が旧8学区からの生徒が受験しています。混ざる学校ほど「調整が難しい」「人気が高い」といえるのかもしれません。
最後に、これほど多くの高校が定員割れしたことで、昨年まで公立人気は、やはり公立高校の中味の良さではなかったことが証明されました。安い授業料に起因していたのです。つまり、定員割れは、その高校の人気のなさをそのまま表しているのだと思います。現在の公立高校を魅力ある学校に変えないと、この状況がいつまでも続きます。
花粉症の目に耐え切れず、薬局に飛び込みました。なんとかいう成分が入った目薬は1500円を超えており、思案していると、こちらで十分と380円の目薬を勧めていただきました。医薬品の認可が下りているものであれば、その効能が証明されているのでそれで十分との説明でした。帰って点眼すると、これまたビックリ!先ほどまでがウソのようにスッキリしました。商売っ気のない店員さん、ありがとうございました!
実は、少し怒っています。本日の某大手塾のチラシに「2011年文理学科合格後すぐの喜びの声」と題して写真にコメントが添えられていました。「3・4学区文理学科計№1、3人に1人が…」
よっぽどうれしかったのか、せめて後期入試が終わってから出来ないのでしょうか?新入塾シーズンも終わりを迎え、あせる気持ちも分からなくはありませんが、おだてて受験させて「不合格」になった自塾生の顔は浮かんでこないのでしょうか?引きずり込んで受験させ、不合格になった塾生の心のケアは十分できたのでしょうか?私が現場で働いていたら、こんなチラシをこんな時期に出した本部に噛みつきます。
前略、本部 殿
明日の後期入試倍率の新聞発表を、息を殺して静かに待っている、そんな受験生がいることをどれだけ知っていますか?そして、その受験生の中には、自塾の生徒がたくさんいることを知っていますか?この顔写真の子供たちと微塵の差もなかったことを知っていますか?
自分が、6年間も勤務していた塾だけに、悔しい思いが増します。
実は、少し怒っています。本日の某大手塾のチラシに「2011年文理学科合格後すぐの喜びの声」と題して写真にコメントが添えられていました。「3・4学区文理学科計№1、3人に1人が…」
よっぽどうれしかったのか、せめて後期入試が終わってから出来ないのでしょうか?新入塾シーズンも終わりを迎え、あせる気持ちも分からなくはありませんが、おだてて受験させて「不合格」になった自塾生の顔は浮かんでこないのでしょうか?引きずり込んで受験させ、不合格になった塾生の心のケアは十分できたのでしょうか?私が現場で働いていたら、こんなチラシをこんな時期に出した本部に噛みつきます。
前略、本部 殿
明日の後期入試倍率の新聞発表を、息を殺して静かに待っている、そんな受験生がいることをどれだけ知っていますか?そして、その受験生の中には、自塾の生徒がたくさんいることを知っていますか?この顔写真の子供たちと微塵の差もなかったことを知っていますか?
自分が、6年間も勤務していた塾だけに、悔しい思いが増します。
国政では、与党の顔には、焦燥感が増し、野党の顔は醜くゆがんでしまっています。その顔にゾッとするのは私だけでしょうか?こんな社会で、病んだ若者が増えるのは当然のことです。
受験生は、不安を抱えたまま、眠れない夜を過ごしているかもしれません。不合格の痛手を引きずったまま、うつむいているかも知れません。こんなときだからこそ、大人が笑顔で接し、暖かく見守ってあげましょう。
たくさんのコメントをいただき、今年の公立高校入試の深刻な事態がひしひしと伝わってきます。返信にも書きましたが、偏差値72でも不合格。逆に内申平均7.9の生徒が合格しています。9が2個、後の教科はほとんど7の生徒です。これが受験だといえばそれまでですが、甘いことばかり言って、引きずり込んでしまった観があります。もっと状況を説明して、納得の上、覚悟の上での入試であるべきだったのです。
明日からの願書提出状況がとても気になりますが、来年に向けて、まず文理学科設置の高校の定員増、最低400名はいるものと考えます。また逆に中位から下位の高校の定員減、さらに統合が必要かと思います。
私立無償化で、私立に受け持ってもらえる分は任し、公立高校は、定員を増やし、学校数を減らす。赤字財政のなか、少しでも収益性のよい学校体系を作り上げるべきです。
入学試験なのですから、テストの出来次第、運もあって当然です。ところが今年のように、受験生や保護者に期待を抱かせながら、突き放す入試は御免です。厳しい入試なら、その状況の説明が必要です。そして、そのために払った努力は報われるものでなければなりません。
初年度で予想できなかった部分はあります。しかし、行政や私も含めた塾業界が仕掛け、それに乗った受験生が泣いたのです。後期入試は年々、落ち着きを見せていただけに、今年の上位校を目指す受験生が可哀想です。
受験生は、不安を抱えたまま、眠れない夜を過ごしているかもしれません。不合格の痛手を引きずったまま、うつむいているかも知れません。こんなときだからこそ、大人が笑顔で接し、暖かく見守ってあげましょう。
たくさんのコメントをいただき、今年の公立高校入試の深刻な事態がひしひしと伝わってきます。返信にも書きましたが、偏差値72でも不合格。逆に内申平均7.9の生徒が合格しています。9が2個、後の教科はほとんど7の生徒です。これが受験だといえばそれまでですが、甘いことばかり言って、引きずり込んでしまった観があります。もっと状況を説明して、納得の上、覚悟の上での入試であるべきだったのです。
明日からの願書提出状況がとても気になりますが、来年に向けて、まず文理学科設置の高校の定員増、最低400名はいるものと考えます。また逆に中位から下位の高校の定員減、さらに統合が必要かと思います。
私立無償化で、私立に受け持ってもらえる分は任し、公立高校は、定員を増やし、学校数を減らす。赤字財政のなか、少しでも収益性のよい学校体系を作り上げるべきです。
入学試験なのですから、テストの出来次第、運もあって当然です。ところが今年のように、受験生や保護者に期待を抱かせながら、突き放す入試は御免です。厳しい入試なら、その状況の説明が必要です。そして、そのために払った努力は報われるものでなければなりません。
初年度で予想できなかった部分はあります。しかし、行政や私も含めた塾業界が仕掛け、それに乗った受験生が泣いたのです。後期入試は年々、落ち着きを見せていただけに、今年の上位校を目指す受験生が可哀想です。
さて、文理学科を持つ普通科をはじめ。上位校はすごい人気になっています。正直、調整しようにも分散したところで、1.3倍でも収まらないでしょう。
「15の春は泣かさない!」はずが、多くの受験生が涙を流すことになります。天王寺、大手前の理数科160名が、文理科10校で1600名の募集。この上位コースの拡大に受験生が惹かれてしまいました。実は、増えたように見えるだけで、普通科の募集はその分、減らされていたのです。
上位生を公立に誘っておきながら、その受け皿を作らなかった。これが原因だと考えます。
また、大手塾も受験生や保護者を煽りすぎました。前にも書きましたが、理数科は商売にならなくても、文理科1600名の合格者数は商売に直結するからです。各大手塾は、こぞって文理科コースを作り、文理科模試を実施し、トップ高の校長先生を招いての説明会やパネルディスカッションまでやりました。学校紹介のビデオを見て、行きたい、行かせたいと思った受験生・保護者はたくさんいるのではないかと思います。
難しい選択を迫られるのは、行き場に困る上位生です。後期の問題は、文理科と比べると易しいため、入試での差がつきにくくなります。かといって1.1倍以内のボーダーゾーンに残れば、当日の試験勝負になります。ボーダーゾーン内に残れる内申とそこで勝ち残る入試での点数、どちらも伴っていないと心配なところです。
どうしても公立なら、志望校を下げるところですが、文理科で不合格になった高校に再チャレンジする生徒も多いものと思われます。握って最終日の倍率を確認してから出願するのか、自分の行きたい高校を最後まで貫くのか、悔いの残らない入試にするしか道はありません。
「15の春は泣かさない!」はずが、多くの受験生が涙を流すことになります。天王寺、大手前の理数科160名が、文理科10校で1600名の募集。この上位コースの拡大に受験生が惹かれてしまいました。実は、増えたように見えるだけで、普通科の募集はその分、減らされていたのです。
上位生を公立に誘っておきながら、その受け皿を作らなかった。これが原因だと考えます。
また、大手塾も受験生や保護者を煽りすぎました。前にも書きましたが、理数科は商売にならなくても、文理科1600名の合格者数は商売に直結するからです。各大手塾は、こぞって文理科コースを作り、文理科模試を実施し、トップ高の校長先生を招いての説明会やパネルディスカッションまでやりました。学校紹介のビデオを見て、行きたい、行かせたいと思った受験生・保護者はたくさんいるのではないかと思います。
難しい選択を迫られるのは、行き場に困る上位生です。後期の問題は、文理科と比べると易しいため、入試での差がつきにくくなります。かといって1.1倍以内のボーダーゾーンに残れば、当日の試験勝負になります。ボーダーゾーン内に残れる内申とそこで勝ち残る入試での点数、どちらも伴っていないと心配なところです。
どうしても公立なら、志望校を下げるところですが、文理科で不合格になった高校に再チャレンジする生徒も多いものと思われます。握って最終日の倍率を確認してから出願するのか、自分の行きたい高校を最後まで貫くのか、悔いの残らない入試にするしか道はありません。
花粉症が目にきたのか、まぶたがひっくり返ったようで、気持ち悪いです。皆様、お気をつけください。
この進路希望調査をみた受験生が、どう出願するのかがご心配だと思います。この三年の動向を調べると、受験者数は、この調査時と数百人前後するだけですので、全体の倍率は、1.05倍前後になるものと思われます。
後期を受験しない生徒が増えているので少し下がるのではないかと思っていましたが、逆にこの倍率を見て、あきらめていた生徒が、思い直して、後期にチャレンジするかも知れません。この調査には、そう思わせるぐらいの数字が並んでいます。
4学区全体の倍率は1.1倍ですが、五ツ木偏差50未満の15校の平均倍率は0.98倍です。中位から下位の高校に、定員割れや低倍率の高校が溢れるものと思われます。
問題はここにあります。4学区には22校の高校がありますが、偏差値50以上は7校しかありません。偏差値60以上はわずか3校です。これを大阪府全体で調べると、偏差値60以上15校、50~59は25校、40~49は40校、39以下27校になりました。
「15の春を泣かせるな!」昔、こんな言葉をもとに受験生を不合格にしないしくみが作られました。この中位から下位の公立高校が増えたのも、私立の授業料が高くて通えない生徒を公立が救ってきたからだと思います。「公立に行けないから私立専願するしかない」は、昔のことになっていたのです。
この現状を十分理解していながら、私立無償化を拡大した今年に何も対策をとらなかったのは、教育委員会の責任だと思います。
この影響をもろにかぶったのは普通科総合選択制の高校です。昨年までは前期試験で2倍を超えた高校もあり、不合格者をたくさん出していたため、後期になっても高倍率になるのではないかと、受験生が敬遠したのです。中学としても、過去の苦い思い出があるため、生徒に強く押せなかったのでしょう。
さて、実際の出願はどうなるのかですが、中位校以下の平均倍率0.98倍は変わりようがありません。倍率が1.3倍を超えている高校は出願者が減り、1倍未満の高校は少し増えることになるでしょう。この結果、高いところでも1.2倍前後で落ちつくと思います。もちろん、各学区で定員を割りこむ高校が数校出ることになります。
中位以下の公立高校の受験を考えている方にとっては、この二十年で一番合格しやすい入試になります。自分の内申に見合った高校であれば、大丈夫です。また、仮にだめだった場合でも、2次入試にチャレンジできます。
問題なのは、偏差値60以上の高校です。
この進路希望調査をみた受験生が、どう出願するのかがご心配だと思います。この三年の動向を調べると、受験者数は、この調査時と数百人前後するだけですので、全体の倍率は、1.05倍前後になるものと思われます。
後期を受験しない生徒が増えているので少し下がるのではないかと思っていましたが、逆にこの倍率を見て、あきらめていた生徒が、思い直して、後期にチャレンジするかも知れません。この調査には、そう思わせるぐらいの数字が並んでいます。
4学区全体の倍率は1.1倍ですが、五ツ木偏差50未満の15校の平均倍率は0.98倍です。中位から下位の高校に、定員割れや低倍率の高校が溢れるものと思われます。
問題はここにあります。4学区には22校の高校がありますが、偏差値50以上は7校しかありません。偏差値60以上はわずか3校です。これを大阪府全体で調べると、偏差値60以上15校、50~59は25校、40~49は40校、39以下27校になりました。
「15の春を泣かせるな!」昔、こんな言葉をもとに受験生を不合格にしないしくみが作られました。この中位から下位の公立高校が増えたのも、私立の授業料が高くて通えない生徒を公立が救ってきたからだと思います。「公立に行けないから私立専願するしかない」は、昔のことになっていたのです。
この現状を十分理解していながら、私立無償化を拡大した今年に何も対策をとらなかったのは、教育委員会の責任だと思います。
この影響をもろにかぶったのは普通科総合選択制の高校です。昨年までは前期試験で2倍を超えた高校もあり、不合格者をたくさん出していたため、後期になっても高倍率になるのではないかと、受験生が敬遠したのです。中学としても、過去の苦い思い出があるため、生徒に強く押せなかったのでしょう。
さて、実際の出願はどうなるのかですが、中位校以下の平均倍率0.98倍は変わりようがありません。倍率が1.3倍を超えている高校は出願者が減り、1倍未満の高校は少し増えることになるでしょう。この結果、高いところでも1.2倍前後で落ちつくと思います。もちろん、各学区で定員を割りこむ高校が数校出ることになります。
中位以下の公立高校の受験を考えている方にとっては、この二十年で一番合格しやすい入試になります。自分の内申に見合った高校であれば、大丈夫です。また、仮にだめだった場合でも、2次入試にチャレンジできます。
問題なのは、偏差値60以上の高校です。
なんだこりゃ!
頭の中が、まとまってから書きます。
とりあえず、二次試験の日程をアップしておきます。数十校で二次試験が実施されることになるでしょう。前代未聞の出来事です。空くとは思っていましたが、数字を目の前にすると、ビックリしてしまいます。
まだの方は、本日の新聞各紙をご覧ください。
平成23年度大阪府公立高等学校入学者選抜方針
9 二次入学者選抜
1 二次入学者選抜は、平成23年度大阪府公立高等学校前期入学者選抜のうち合格者数が募集人員に満たない高等学校及び後期入学者選抜のうち出願締切時において志願者数が募集人員に満たない高等学校で実施する。
2 本入学者選抜を志願することのできる者は、本入学者選抜出願時に国公私立の高等学校、高等専門学校、特別支援学校高等部のうちいずれにも合格していない者(出願していない者を含む。)又は合格しても必要な手続きをしなかったため入学の資格を失った者とする。
また、中等教育学校前期課程を修了見込みの者であって後期課程に進級しないことが確定している者及び併設型中高一貫教育における併設中学校を卒業見込みの者であって併設高等学校に進学しないことが確定している者も、同様とする。
3 中学校長が提出する書類は、調査書とする。
4 入学者の選抜は、調査書及び面接を資料として行う。
5 出願期日、面接及び合格者発表の期日は、次のとおりとする。
出願期日
3月25日(金)
面接
3月25日(金)
合格者発表
3月29日(火)
頭の中が、まとまってから書きます。
とりあえず、二次試験の日程をアップしておきます。数十校で二次試験が実施されることになるでしょう。前代未聞の出来事です。空くとは思っていましたが、数字を目の前にすると、ビックリしてしまいます。
まだの方は、本日の新聞各紙をご覧ください。
平成23年度大阪府公立高等学校入学者選抜方針
9 二次入学者選抜
1 二次入学者選抜は、平成23年度大阪府公立高等学校前期入学者選抜のうち合格者数が募集人員に満たない高等学校及び後期入学者選抜のうち出願締切時において志願者数が募集人員に満たない高等学校で実施する。
2 本入学者選抜を志願することのできる者は、本入学者選抜出願時に国公私立の高等学校、高等専門学校、特別支援学校高等部のうちいずれにも合格していない者(出願していない者を含む。)又は合格しても必要な手続きをしなかったため入学の資格を失った者とする。
また、中等教育学校前期課程を修了見込みの者であって後期課程に進級しないことが確定している者及び併設型中高一貫教育における併設中学校を卒業見込みの者であって併設高等学校に進学しないことが確定している者も、同様とする。
3 中学校長が提出する書類は、調査書とする。
4 入学者の選抜は、調査書及び面接を資料として行う。
5 出願期日、面接及び合格者発表の期日は、次のとおりとする。
出願期日
3月25日(金)
面接
3月25日(金)
合格者発表
3月29日(火)
前期入試が終わり、受験シーズンも終盤を迎えました。
今年注目された文理科入試ですが、私は、予想外の結果に少し戸惑っています。全文理科の結果を集めて、自分なりに分析を加え、泉塾連の場で、検討してみたいと考えています。
それは高津高校の文理科の合格者をみて思ったことです。受験者は少し女子の生徒が多かったのですが、合格者数は、男子64人に対し女子96人と極端に男女比が広がっていたのです。
内申の良い女子に対し、実力のある男子。内申3:入試7の合計点で競う文理科入試は、実力派の男子に有利ではないかといわれていました。実際、内申と入試の比率を各公立高校が選べるようになり、5:5から4:6の比率に変えた後のトップ高には、少し男子生徒が増えたのです。
高津だけの結果なので、何も確かなことはいえません。各文理科の結果を集めて、今年の文理科入試への流れやその傾向を調べたいと思います。また、文理科の影響を受けて倍率が下がるといわれていた高校が、予想に反し高い倍率を残しました。この辺りの理由も知りたいところです。
何故こんな数字が気になるのかといえば、後期の普通科入試には男女比のしばりがあります。男子と女子の比は最大55:45の中に収めるように決められているのです。文理科で女子がたくさん合格すれば、後期のトップ高を受験する女子が減り、極端な話ですが、男子しか落ちないなんてことが起こりうるのです。
また、女子の合格率が高い結果がでた場合は、何故、女子が難関突破できたのか、その理由を探ることになります。確かに、当塾でも、授業後11時過ぎまで残って最後まで頑張っていたのは女子の生徒たちでした。追い込み型で、最後に実力をぐっと伸ばしていた男子生徒が減っているのかもしれません。
この分析が、今出来れば今年の後期入試にも活用できると思います。希望調査や前期受験者、そして合格者の男女の数を追えば、当然、後期のトップ高の男女比が予想できると思うのです。
さらに高津はもともと女子に人気がある高校です。天王寺の結果がどうだったのか気になります。4学区なら三国と岸和田の結果を比較すれば、何か見えてくるかも知れません。
私には、来年を占う意味でも、とても気になる結果なのです。
今年注目された文理科入試ですが、私は、予想外の結果に少し戸惑っています。全文理科の結果を集めて、自分なりに分析を加え、泉塾連の場で、検討してみたいと考えています。
それは高津高校の文理科の合格者をみて思ったことです。受験者は少し女子の生徒が多かったのですが、合格者数は、男子64人に対し女子96人と極端に男女比が広がっていたのです。
内申の良い女子に対し、実力のある男子。内申3:入試7の合計点で競う文理科入試は、実力派の男子に有利ではないかといわれていました。実際、内申と入試の比率を各公立高校が選べるようになり、5:5から4:6の比率に変えた後のトップ高には、少し男子生徒が増えたのです。
高津だけの結果なので、何も確かなことはいえません。各文理科の結果を集めて、今年の文理科入試への流れやその傾向を調べたいと思います。また、文理科の影響を受けて倍率が下がるといわれていた高校が、予想に反し高い倍率を残しました。この辺りの理由も知りたいところです。
何故こんな数字が気になるのかといえば、後期の普通科入試には男女比のしばりがあります。男子と女子の比は最大55:45の中に収めるように決められているのです。文理科で女子がたくさん合格すれば、後期のトップ高を受験する女子が減り、極端な話ですが、男子しか落ちないなんてことが起こりうるのです。
また、女子の合格率が高い結果がでた場合は、何故、女子が難関突破できたのか、その理由を探ることになります。確かに、当塾でも、授業後11時過ぎまで残って最後まで頑張っていたのは女子の生徒たちでした。追い込み型で、最後に実力をぐっと伸ばしていた男子生徒が減っているのかもしれません。
この分析が、今出来れば今年の後期入試にも活用できると思います。希望調査や前期受験者、そして合格者の男女の数を追えば、当然、後期のトップ高の男女比が予想できると思うのです。
さらに高津はもともと女子に人気がある高校です。天王寺の結果がどうだったのか気になります。4学区なら三国と岸和田の結果を比較すれば、何か見えてくるかも知れません。
私には、来年を占う意味でも、とても気になる結果なのです。
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