塾長の独り言です。日々思ったり、感じたことを書き込んでみたいと思います。この仕事は、実態が不明な部分が多く、このあたりが、少しでも皆様に伝われば幸いです。
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入試と部活!
2013-07-23-Tue  CATEGORY: 未分類
猛暑の中ではありますが、次男が夢中になっているラグビー部の練習試合にちょこちょこ顔を出しています。大阪府の高校ラグビーは、秋の全国大会予選の抽選が終わり、対戦校への対策を含め、夏合宿での課題克服に思いをめぐらす時期になりました。

私は、この数年の大阪の高校ラグビーに異変を感じています。それは、私立高校の躍進です。ずいぶん前から一部の私立高校に全国大会への出場切符を独占され続けていますが、最近は、中位、下位の私立高校の躍進がすごいのです。

長男の試合観戦から5、6年高校ラグビーを追いかけていますが、2、3年前は弱かった私立高校が軒並み戦力アップしています。ラグビーにも公立の復権を願っていますが、それが逆に遠のいている状況なのです。

何故、公立が弱いのか?いや、私立が強くなったのか?
その背景に、私立高校の無償化が大きく影響しているのではないのかと思っています。

先日見た私立KT高校。長男の時代にはしょぼいチームでした。2年前にも見ましたが、その時も公立に大差で負けました。先日見てビックリ!見違えるほど強くなっていました。強い!よりもデカイ!のです。出来上がった体格は、公立の選手サイズと比べようもないほどです。試合開始時に一列に並んだ両チームを見た途端、勝敗の行方は決まりました。

三年前に本格的に始った、大阪の私立高校の助成金制度、保護者年収が610万以下であれば授業料を免除するというものです。さらに800万以下でも保護者負担は、10万円で済みます。

この結果、私立高校専願者が増えました。50万以上の年間授業料がなくなったのです。それでも諸経費を考えると公立よりは少しお金がかかりますが、それまでに比べると公立と私立高校の保護者負担の額は大きく縮まりました。

私立にたくさんの生徒が流れたこと。これは各私立高校のクラブ活動を活性化しました。

さらに、特待生制度の変化です。それまでは授業料免除がその大半でしたが、授業料は初めから要らないわけですから、入学金免除、さらには…。

スポーツ推薦を公表する私立高校もありますが、調べるとかなりの私立高校でスポーツ推薦や特待生制度が実施されているようです。私立無償化は、この特待生制度をさらに広げやすい状況にしたといえます。

生徒増が部員を増やし、特待制度で優秀な生徒を集めているのです。強くならないはずがありません!

もう一つ気になっていることがあります。

公私比率と進学率の推移
           H21  H22  H23  H24  H25
公 立     71.5  72.6   67.8   65.7  66.4
私 立     28.5  27.4   32.2   34.3  33.6
進学率     91.6  92.1   93.5   93.4    -

普通科の志願者・合格者の男女比率(%)
H25             志願者割合         合格者割合  
                     男      女             男        女
前期選抜      44.5   55.5        29.5     70.5
後期選抜      50.6   49.4        49.4     50.6
合計            47.8   52.2        45.1     54.9

H24            志願者割合         合格者割合  
                     男      女             男       女
後期選抜      46.7    53.3       46.9     53.1

ご覧のように、公立入学者の女子の割合が増えています。前期合格者の70%強が女子なのです。進学志向の強い男子が私立に流れるため、受験者数でも女子が勝っています。さらに合格者割合でも女子の健闘が光ります。女子のほうが内申が良いから、入学試験の数学が難しく差がつきにくいため、数学が苦手な女子に有利に働いているなどのいくつかの理由が考えれます。また、偏った男女比率にならないよう制限をかけていた制度もなくなり、公立高校の男子部活動は、今後ますます低迷することになりそうです。

この上、公立高校の募集定員は絞られていく流れにあります!ただででも部員不足に悩むクラブが多い中、各校の募集が280名、240名と減ればどうなるのでしょうか?

私立の部活がますます活性化し、スポーツで名を売る私立高校が増える。
そしてさらにその名声が優秀な生徒を呼ぶ。

公立の部活動は、弱体化し、廃部が増えることに…。
さて公立は何を売りに生徒を集めるのでしょうか?

何とも淋しい限りです。
橋下市長は、大阪代表として花園(全国大会)の土を踏みました。そんな名門ラグビー部は、現在、部員不足に悩み、この2年単独チームでの試合出場すらありません。トップ校も例外ではないのです。文理学科設置は、母校のレベルアップに貢献したかもしれませんが、ラグビー部の存続には影を落としています。


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