塾長の独り言です。日々思ったり、感じたことを書き込んでみたいと思います。この仕事は、実態が不明な部分が多く、このあたりが、少しでも皆様に伝われば幸いです。
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相対評価から絶対評価へ
2014-08-02-Sat  CATEGORY: 未分類
大阪府の学力評価が、相対評価から絶対評価に変わります。これに伴い、入試に関わる中学時の成績資料も大きく変わることになります。この絶対評価による調査書が公立入試に使われるのは再来年からになります。現時点での変化を1学期の通知表をもとに考えてみました。

和泉市では、10段階の通知表が今年から5段階に変わりました。相対評価への変更によるものだと思われます。

驚いたことが二点!

まず、A中学の三年生には、5段階評価による通知表と10段階による仮々内申が伝えられました。これを比較してびっくり!塾生の通知表の平均が4.03(5段階)なのに対し、内申の平均は6.79(10段階)なのです。

絶対評価と相対評価の違いでしょうが、通知表では5なのに内申では7!5段階評価をそのまま2倍して内申だと思い込んではいけません。そのために1学期時点での内申を公表したのだと思います。

他の2中学でも同じように両方が懇談時に示されたようです。また、中三生だけには、今までに近い比率で出されている通知表もあり、移行期のためか各中学でその対応がばらばらになっています。こうなると、12月の仮内申を聞くまでは、落ち着けそうもありません。

また、B中学の理科の先生が、評価基準を詳細に示して、個票として生徒全員に配布してくれました。これを見てまたびっくり!観点別評価の4つの項目をさらに2つから4つに分けて点数化し、それぞれの分野での総合点を%で出してあります。たとえば100~85%は◎、84~35%は〇、34~0%は△という感じです。

さらにその4項目の平均によって、5段階評価が決定しています。これも比率による配分です。ちなみに1は、34~0%です。この幅の広さにまたびっくり!

これだと1が容易に出せることになります。10%いや20%に近い生徒が1をもらったのではないでしょうか。

私は、30年ほど前、中学で五段階の通知表をつけました。1をつけるには勇気がいりました。長期欠席やまったくテストを受けていない生徒以外に1をつけることに大きな抵抗があったのです。ですから、1学年80人足らずの中学でしたが、2、3名にしか1はつけなかったと記憶しています。

また、最初は、通知表をつけるのに2日ほど徹夜しました。生徒を評価することはとても難しく、悩んだ挙句、結局最後はテストの点数で線を引きました。

そうなのです。絶対評価では、5や1がたくさん出る。そう思う必要があります。我が子の1を見て、愕然とする保護者の方もいらしたでしょうが、評価基準が変わったのですから、昔の1とは違うことを理解する必要があります。

成績分布
無題

ある中学(レベルは高い)のテスト結果分布(五教科、数字は人数)と来年までの大阪府の内申比率(現行10段階)をグラフにして比べてみました。

今の成績分布は、山型ではなくフタコブラクダ型とよく言われますが、この中学の分布は、名付けて「魚型」。口から頭へと右上がりの曲線が続き、背びれのあたりでぐっと上がる。そして下降した線が尾の辺りでまた急に上がっているのが分かります。

これを、きれいな山型を描く相対評価に当てはめてきたことが、間違いだったことがよく分かります。この相対評価で得をしてきたのは、中位から少し下の層、そして下位層であることも分かります。

特に尾っぽの辺りの生徒は、1ではなく2や3、あるいは4をもらった生徒もいることでしょう。

グラフの中学校は、1学年約180名います。これまでの公立高校受験の調査書では1は3%、5,6名が1だったのです。ところが、尾っぽの先に位置する生徒達は、20名以上います。

こう考えると、絶対評価が優れていることが分かります。これまでは、かたまっている下位層を細かく分ける必要がありましたが、その生徒達に大きな学力差はないわけですから同一に1をつけることが妥当だからです。

この絶対評価を受け入れるには少し時間がかかりそうです。そして、この評価をどう入試に点数として反映させていくのか、とても気になるところです。
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