塾長の独り言です。日々思ったり、感じたことを書き込んでみたいと思います。この仕事は、実態が不明な部分が多く、このあたりが、少しでも皆様に伝われば幸いです。
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大阪府公立高校前期入試問題分析《数学》!
2009-02-28-Sat  CATEGORY: 未分類
前期入試の数学の問題を全部解いてみました。生徒にもやらせましたが、今年の傾向や感想をまとめてみたいと思います。

24問中、中1内容7題、中2内容8題、中3内容9題になっています。全般的にやさしく、難問や奇問はありません。10年以上前は、大阪府の数学の問題は難しく、他の教科と平均点に差がありました。最近は、やさしくなりましたが、その分、工夫や面白い問題が減っています。大問3でホッチキスの針を題材とした問題が出題されていますが、ホッチキスと問題内容との関連が薄く、何のためのホッチキスなのかが理解できませんでした。10年以上前、家庭用のビデオが全盛の頃、「2時間テープで出来るだけ画質を落とさずに3時間録画するためには、何分3倍速で録画すればよいか…」のような問題が出題されました。この問題は、実際に自分が録画するときにも応用できる問題でしたが、内容とまったく関連がないこの問題では、身近なものを題材にとった良問とは言えないと思うのです。

毎年気になるのは、立体の問題です。今の中学生は立体図形の問題がものすごく苦手です。理由は、指導要領の改訂で、小学6年生で、立体の体積や表面積を詳しく学習しなくなったからです。6年で学習する体積は直方体だけで、角柱や円柱の体積は学習しません。また、表面積は一切出てこないのです。この結果、3.14を使った計算が減り、子供たちの計算力も低下しました。以前は、小6生の算数は、面積・体積を繰り返し学習することで計算法則を使う力や計算力を磨いていたのです。

中学一年生で、~柱とすいの表面積と体積を学習します。しかし、中一の最後の単元で、じっくりと学習できていません。失礼な事を申し上げますが、学校では、みんなが出来ないからサラッと流しているといえます。さらに、中3の「三平方の定理」で、この定理を立体図形に応用する学習をしますが、これもまた中3の最後の最後の単元で、いつのまにか終わってしまっているのが現状です。つまり、立体に関する理解を深めて、問題をたくさん解く演習時間が少なすぎるのです。

こんな現状にも関わらず、毎年、立体図形の問題が出題されます。中学の実情を知らないからか、入試問題の分析が足りないからか、しっかり対応して欲しいと思います。ここが塾の出番なのかも知れません。これから後期入試に向かって、立体図形を中心に指導するつもりです。難しい問題には、手を出さずに基本問題をこなし対応力を高めないと、立体の問題が全滅してしまいそうな、そんな状況だからです。

最後に、理数科・総合科学科・サイエンス創造科の問題についてです。こちらは13問、まったく別の問題が出題されています。問題数が少ない分、難度の高いのが特徴です。上位の生徒でも頭を抱えてしまいそうな問題が4問、これが証明や求め方を書かせる問題で38点の配点です。80点のうちの38点ですから、部分点を入れても半分も点数が取れない生徒が多数でたことと思われます。

以前にも述べましたが、こんな難しい問題を五木の目標偏差値42の市立堺のサイエンス創造科が採択しているのです。おそらく、20点にも満たない生徒が続出していることと思われます。昨年でも同じことが起こったはずなのに、何故、今年問題を変えないのか不思議です。面子で問題を採択しているのなら、受験生に失礼な話です。選抜の基準になるべきテストが、その役割を果たしていないのですから…。正直に申し上げて、目標偏差値55の泉北の総合科学科を受験した生徒たちにも難しすぎる問題です。この問題で差かつくのは、偏差値65を超えるレベルの生徒たちだからです。理数に特化した高校に進学したいのに数学で差がつかないなんて…。

RITZでは、泉北の総合科学、市立堺のサイエンスを受験した生徒には、早くから数学は捨てるように指導しました。解けた問題だけ何回も答を見直すように言いました。理系の学科に進学したいのに、「数学を捨てる」なんておかしな話です。これが公立入試の実態なのです。是非、早急に改善して欲しいと願っています。



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コメント

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コメントsin | URL | 2009-04-07-Tue 15:43 [EDIT]
堺高サイエンスの五木の目標偏差値が42だとは驚きました。
授業内容・使用教科書、テスト問題、その他を通っているお子さんから伺いました。
五木57の偏差値のその子は普通に理解できるようですが42ではかなりきついかも。
実際ついてこれない子がかなりいるようです。
五木偏差値は目安にされることが多いだけにこのギャップは難しい問題ですね。
コメント管理人 | URL | 2009-04-08-Wed 02:44 [EDIT]
そうなんです。泉北の総合科学に追いつけ追い越せで、いつしか本当に超える日が来ることを願っています。
RITZから今年2名が進学しました。4回受験した五木平均偏差値がss50と51の生徒です。二人とも数学を苦にしていないこと、特に一人は数学にセンスを感じる生徒なので勧めました。
二度、学校訪問をしましたが、府立と違い堺市はお金をふんだんに高校に使えるため、贅沢な環境の中で過ごせます。まだ使える立派な校舎の横に、新校舎を建設中ですし、サポートする講師陣にも力を入れています。また、府立大学との連携をはじめ、就職や進学を含めた各方面とのつながりが魅力で、卒業後の進路が期待できそうです。
先日、市立堺の先生がお見えになり、まだ公表できるレベルではないようですが、某大学のパイロット校になるようです。府立よりも私立に近い、柔軟で積極的な営業力を感じています。これからの動向が気になる高校です。
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