塾長の独り言です。日々思ったり、感じたことを書き込んでみたいと思います。この仕事は、実態が不明な部分が多く、このあたりが、少しでも皆様に伝われば幸いです。
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大阪公立高校後期入試出願状況分析①
2009-03-14-Sat  CATEGORY: 未分類
落ち着いてきたかに見えた後期入試に、異変が起こりました。昨年までは、公立中学校長会を通して、一部の高校に偏らないような指導、調整が行われた結果、極端に高い倍率の高校はありませんでした。ところが、今年は1.83倍をはじめに1.5倍以上の高校が5校も出たのです。

全日制普通科で倍率が高い順に①岬1.83倍(4学区)②福泉1.65倍(4学区)③北淀1.57倍(1学区)④汎愛1.54倍(2学区)⑤布施北1.50倍(3学区)⑥勝山1.49倍(3学区)……。

この六校の五木の目標偏差値を並べると①ss31②ss36③ss35④ss42⑤ss32⑥ss32となります。この数字をどう関連づけて読み取ればよいのでしょうか?

何故!各学区の下位校がふくらんでしまったのか?

一つには、私立高校の不振があると思います。毎年、塾生の成績を持って、私立高校の先生とお会いします。今年、何人かの生徒の成績を見ながら、希望の私立高校の併願どころか専願も厳しいと思っていました。ところが実際にお会いした結果は、すんなりと希望した高校へ、しかも併願でいけるとのことだったのです。

つまり、以前は、成績不振の生徒は、私立の併願受験が厳しいと言われれば、専願に切り替えて受験していました。公立受験にはある程度の内申が必要ですので、内申が確保できない生徒は、私立専願の選択肢しかなかったのです。ところが、公立人気が高く、私立専願希望者が少ない現状では、私学は生き残るために、一人でも多くの併願生の確保が必要になってきます。併願希望者を断り、他の私学に流れるぐらいなら…と併願での受験を許してしまう…。こんな実情があるのではないかと思います。

この結果、併願での私立高校合格をもとに、公立高校の受験が可能になった生徒が集まって、ふくらんでしまったのではないかと思うのです。

また、もう一つの理由として、前期入試の偏りがあります。今年、高倍率の岬、福泉高校を出した4学区では、普通科の泉南と砂川高校が統合され普通科総合選択制の「りんくう翔南高校」が出来ました。後期入試から2校が減り、前期入試に1校が加わったのです。

下位生のターゲットとなる、貝塚(総合)、成美(普通科総合選択制)、りんくう翔南(普通科総合選択制)、伯太(普通科総合選択制)和泉総合(多部制単位制)と前期受験できる高校が増え、早く受験を終えたいと考える生徒の希望とあいまって、賑やかな前期入試になったのです。伯太高校は2.34倍という前代未聞の高倍率になりました。このように、前期入試の高校が増えすぎた結果、そのバランスがとれていません。普通科以外の学科の高校が前期になり、前期試験がメインの入試になりそうな勢いなのです。後期入試の高校が減りすぎて、分散できない状況になっているともいえます。

この結果、前期で不合格になった生徒が、より安全な下位校に集中していったのではないかと考えます。先の見えない不況のなかで、是非公立高校に入ってもらいたいと親は切実に願っています。この結果、どうしても私立は避けたいと考えれば、考えるほど、最後の入試は、より安全になってしまうではないかと思うのです。この流れは、来年も続くものと考えます。上位校から下位校へこのしわ寄せが起こっていけば、下位生の入試は、今後、ますます厳しくなると考えなければいけません。

つい先日、泉州私塾連合会員の個人塾の先生から「この1~2年以内に、普通科総合選択制の高校など普通科は全部後期入試になるそうです」というメールを頂きました。これが事実だとすれば、調整のきかない現状の入試を改めるため、入試日程を変えることに踏み切るのではないかと思います。私の考えが間違っていないのであれば、その変更は、受験生には有り難いものになるはずです。
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