塾長の独り言です。日々思ったり、感じたことを書き込んでみたいと思います。この仕事は、実態が不明な部分が多く、このあたりが、少しでも皆様に伝われば幸いです。
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新型インフルエンザ
2009-08-24-Mon  CATEGORY: 未分類
新型インフルエンザの流行による一週間に及ぶ休校で、5月に予定されていた地元中学の修学旅行が延期になりました。それが、やっと今月末に「沖縄」へ行くことになっていたのですが、そのインフルエンザが沖縄で待ち構えているとのことで、本日、さらに延期になることが決まったそうです。

9月に、「飛騨高山」に行くのだそうです。

先日、その中三生に待ちに待った修学旅行の話を振ったのですが、誰も乗ってこないのです。延期で気持ちがさめたのもあるでしょうが、そんなに楽しみにしていないことに、逆にこちらが驚いてしまいました。

物に溢れ、欲しい物がすぐに手に入る今では、自由の利かない、わがままの通らない修学旅行はチンケに映ってしまうのでしょうか?たしかに、外食は当たり前、家族旅行も毎年のように経験している子どもたちにとっては、なんの魅力も感じないのかもしれません。

貧乏で修学旅行に行けなかった子どもがいたのは、私より一世代前ですが、まだ私には、修学旅行は待ち遠しかったものです。友達と行けるだけでなく、企業戦士の父親たちは、家族サービスより仕事を優先していた時代で、旅行などめったなことでは連れて行ってもらえませんでした。自分が自由に使える小遣いも夢を膨らませました。

自分でも、恥ずかしいことをしていると思うことがあります。子どもの頃、欲しくても買ってもらえなかったことが忘れられず、わが子にはそんな思いをさせたくないと考えてしまうのです。子どもから欲しいとねだられたら、自分の裁量の範囲でまかなえるものは、ついつい買い与えてしまうのです。それでは、修学旅行に興味を持てない子供になってしまいます。

これからの厳しい社会を生きていかなければならない子どもたちにとって、物の価値を冷静に見抜いていく力は必要でしょうし、我慢をし、努力を重ねた者だけが手に入れることのできる、充実感。そしてその物に対する愛着。これは、これから今以上に大切になってくると思われます。

私は、中学の修学旅行で自分の物を二つ買いました。一つは、その年の秋に迫っていた剣道の昇段試験に必要だった木刀。もう一つは、田舎でのんびり過ごしていた私に、都会の風を運んできた転校生に刺激され、その子と一緒に真っ白な表紙のクラウンの英和辞典を買いました。
欲しい物が、すぐに手に入らなかった時代の話です。
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