塾長の独り言です。日々思ったり、感じたことを書き込んでみたいと思います。この仕事は、実態が不明な部分が多く、このあたりが、少しでも皆様に伝われば幸いです。
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大阪府公立高校前期入試問題分析《数学》
2010-02-26-Fri  CATEGORY: 未分類
昨年に続き、前期試験の問題を全問解きましたので、感想を述べます。

相変わらず、私立高校の問題と違い独特の出題が続きました。何が違うのかというと、写真や図が多用され、問題が長く、ちょっとマニアックな、中学校で解いたことの無い、へんてこな問題が多いのです。

どんな方が作られているのか、一度お会いしてみたいです(笑)。今の中学生の現状とその傾向、そして学力が分かっていないため、こんな独特の切り口で問題を作り続けてしまうのだと思います。数学が嫌いな生徒にとっては、どの大問もきつい問題です。そうなると小問集合問題の1と2で得点するしかなく、ここの出来具合が、数学の点を大きく左右したことと思います。

大問3で、「結束するためのバンド」の問題が出ています。身近なものを題材にとったと言いたいのでしょうが、結束バンドを使ったことのある中学生のほうが珍しく、他の物にして欲しかったです。表を対応させるところは、公立らしい問題です。

大問4は、相似と三平方を使って長さを求めるものですが、この問題が解ける中学生はごく一部で、もう少しやさしくして欲しかったと思います。

工業と情報学科のみが解答した大問5は、立体図形の問題です。これは、適度な難しさで、正答率も高かっただろうと思います。この程度で、十分差が出ますから、もう少しこのレベルの問題を増やして欲しいです。

全般的に、引っ掛けもなく、数学的な考え方が身についている生徒には、解けた問題だと思います。

続いて、理数科の問題です。相変わらずとっても難しいです。13問中6問は、すんなりとは解けない問題で、最上位生の実力判断としては使えるかもしれません。

中三数学の最後の単元が以前は「確率」でした。このため二月初旬の私立高校入試には確率の問題は出題しない、三月の公立入試にも基本問題しか出さないと暗黙の了解がありました。

現在は、「確率」が中二での履修になっているため、複雑な確率の問題がいずれ出題されるだろうと予測していましたが、やっと今年、大問1(5)で出されました。学校レベルでは太刀打ちできない問題です。

大問3②は、三平方の定理を使って、線分の長さを求める問題です。背を合わせて左右に出来る直角三角形をもとに、共通する辺を求める式を作り方程式にすると簡単に解けます。これは塾で使っている教材の例題になっている問題です。

気になるのは、正答に26分の419とか-8分の√3χの2乗プラス2分の√3χプラス√3があります。日頃書きなれていない複雑な解答に躊躇した受験生も多かったのでないかと思います。

何度も述べますが、理数科と同じくこの問題を解く総合科学科はもちろんサイエンス創造科の受験生には難しすぎて、その実力をはかるものさしにはとうていなりえません。どうか早く気づいていただき、もっとレベルを下げた問題で、公正に受験生の実力を判断してもらいたいものです。これでは、数学のテストは捨てるのが正解です。

来年から理数科がなくなり、文理科が出来ます。文理科でどんな問題を使おうが構いませんが、総合科学科とサイエンス創造科は、それぞれ独自の問題で入試を実施して欲しいです。

昨年、某総合科学科の高校の説明会でこの話をすると、その高校の校長先生は、「教育委員会が問題を決めているから」の一言で、現場で感じている問題点には触れてももらえませんでした。

そのとき、採点する先生から出たのが、、証明問題は、減点法ではなく、加点法?。つまり、間違ったことを書いていても点数は引かれず、条件に合うことが一つ書いてあるごとに加点していくとのこと。自信がなくてもよいので、とにかく書くことなのです。配点が大きいため、部分点が期待できます。

厳しく採点すると、理系であるはずの総合科学科の数学の平均点が、半分をきることになるからでしょう。現場から是非その実情を上にあげ、その声が天に届くことを期待しています。
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