塾長の独り言です。日々思ったり、感じたことを書き込んでみたいと思います。この仕事は、実態が不明な部分が多く、このあたりが、少しでも皆様に伝われば幸いです。
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大阪府公立高校募集定員⑤
2011-11-20-Sun  CATEGORY: 未分類
一昨日発表になった「平成24年府公立高校募集人員」では、今年より1120人減の45320人になることが発表になりました。この数字に基づき、一考してみたいと思います。

来年の特徴は、増員と減員が同時に行なわれたことです。これは今までにはなかったことです。募集人員の決定は、その年の中学三年生の人数を母数に算出されてきました。このため、増えた年は各校増員のみ、減った年は減員のみという状況でした。

来年は、受験生の動向を踏まえ、倍率の高い上位校は増員、定員割れを起こした中位、下位校は減員となったのです。新聞発表のように各高校の意向を聞いたうえで、地域の状況等を加味して決定されたのだと思われます。

定員を減らした32校の五ツ木模試の平均偏差値は41.7、これに対し増員した8校の平均偏差値は59.1。この数字からも、はっきりと線が引かれていることがお分かりいただけると思います。

増減が多かったのは、1、3学区、逆に少なかったのが2、4学区です。これは地域性だと思います。当塾のある4学区は、唯一学区内に大阪市を含まない学区です。もともと公立志向が強い地域であることに加え、大阪市内に集中する私立高校から距離があります。この結果、私立に流れる生徒は少なく、他の学区よりも定員割れ校が少なかったのです。この結果、来年の減員も最小限にとどまりました。

具体的には、4学区では、1クラス少なくなるのが4校。定員割れした金岡、成美とりんくう翔南(この2校は普通科総合選択制)、それに意外だったのが、今年1.44倍の高倍率を記録した岸和田です。岸和田に関しては、施設面での理由なのか、受け入れられない何かがあるのだと思います。

これに対し、泉陽が1クラス増員になります。さらに、うれしいことに普通科単位制の鳳が1クラス増えます。この結果を相殺すると、上位校で1クラス増、中位、下位で3クラス減になります。私の予想では、今年まではいかなくとも、今年に近い状況で落ち着くのではないかと思います。

普通科単位制の高校では、鳳の増員に対し、長吉、槻の木が減員と明暗が分かれることになりました。また、その他の専門学科は、ほぼ今年通りなのですが、特筆すべきなのは、千里の総合科学科が2.62倍の高倍率を受け、1クラス増員になったことです。

全体に目を向けると、中3生の数が今年より2500人増えています。ということは、この人数ではさらに少ないことになります。今年の公立高校の募集は、46440人に対し1500人の定員割れにになりました。来年の志願者も同じ動きをすると考え試算すると、約46600人になります。追いかけた数字でも、来年度の公立高校の募集定員45320人は少ないことがわかります。

しかし、来年の私立専願者は、今年よりも増えそうだと聞いています。私立へ進学する生徒が増えるほど、この定員に近づき、定員割れを起こす公立高校まで出るのではないかと思います。私は、来年の定員は、実際、そんなに厳しいものではないと考えています。

定員を減らすだけでは、問題は解決しません。前にも述べましたとおり、いままでの公立人気は、授業料の安さに支えられていたのです。今後、私立に向かう生徒はますます増えることでしょう。変なプライドなど捨て、新しい公立高校作りを始めてはどうでしょうか。

泉塾連の先生で、もっと専門的に資格をとらせ就職を支援する高校があればという方がいらっしゃいます。極端な話ですが、「自衛隊」みたいな学校です。今の高校の枠組みでは、対応できない高校生が生まれています。そんな生徒たちを受け入れるのが公立の学校だと思うのです。

また、今後、200名の募集でも定員割れする公立高校は、積極的に統廃合していくべきです。ベビーブームの時に新設校を増やした分、少子化の今、それが重荷になっています。1999年から統廃合を進めてきましたが、まだまだ不十分です。反対する方も多いでしょうが、現状では多すぎます。

今後の府下の中学卒業生の数を見ても、平成26年をピークに毎年1000~2000名減り続け、平成32年には、10000人減ることが予想されています。先を読んでの早急な対応が迫られていると思います。
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コメント | | 2011-11-20-Sun 22:44 [EDIT]
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コメント | URL | 2011-11-21-Mon 04:53 [EDIT]
茨木と岸和田が定員を減らしたのは、普通科と文理学科の学力差が大きいからではないですか?

学校側がアピールしたのかもしれません。




Re: タイトルなし
コメント管理人 | URL | 2011-11-21-Mon 17:14 [EDIT]
なるほど、本当にそうなのかもしれません。

旧学区のトップ校は別扱いなのでしょうか?

そうですね。そう思いたくなることがあります。昨年の春、普通科のクラス数が89クラス増えたとき、各校、クラス数を1クラス増やすなか、北野と三国丘は増えませんでした。ここにも書きましたが、泉陽が2クラス増えたのにもかかわらず…。

あとで、三国丘の校長先生にお聞きしましたが、設備面問題で収容が不可能だとのことでした。
Re: タイトルなし
コメント管理人 | URL | 2011-11-21-Mon 18:00 [EDIT]
前のコメントにも書きましたが、何か理由があってのことだと思います。

おっしゃるとおり、学力差かもしれません。今年訪問させていただいた文理学科校で、入学後すぐの時期に、学力差を感じていらっしゃいました。

これは、今まで二つのコースを指導した経験のない高校にとっては、頭の痛い問題になっていることでしょう。

大手前や天王寺の手法を参考に、各校の具体的な方針を固めないと、いままでのような進学実績すら危うくなるかもしれません。
コメント | URL | 2011-11-21-Mon 21:45 [EDIT]
三国のお話ですが、そりゃあ、校長先生の立場では設備面の理由で定員を増やせないとおっしゃると思いますよ。

間違っても学力維持が難しくなるとはおっしゃらないでしょう。

でも、本音は生徒数は増やしたくない筈です。どうしたって生徒数が増えれば学力レベルは下がりますから。

それは、岸和田、泉陽、鳳など他の学区上位校も同じ。

中学卒業生数がふえるからといって、優秀層が同じ割合で増えるとは限らないので、上位校の定員を安易に増やすのは些か考えものだと思います。

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コメント | | 2011-11-21-Mon 22:50 [EDIT]
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コメント? | URL | 2011-11-22-Tue 03:58 [EDIT]
茨木高校は定員増では?
Re: タイトルなし
コメントとでんなか | URL | 2011-11-22-Tue 20:08 [EDIT]
そうですね!

人気の高い上位校の定員が増えるのは、塾として喜ばしいだけですね。

三国丘のや岸和田の件ですが、OBの力を感じることがあります。伝統校ほど、OB会がしっかりしており、それなりの立場で、力を持っていらっしゃるので…。

そんなことを思うこともあります。
Re: タイトルなし
コメント管理人 | URL | 2011-11-22-Tue 20:19 [EDIT]
ありがとうございます。

ここにも書きましたが、今の中学の枠組みの中では、対応できない生徒達が増加しています。

来年、教科書が変わると、ますます増えていくことになるでしょう。

そんな子供たちをどうしていくのか。真剣に考える時期です。
Re: タイトルなし
コメントとでんなか | URL | 2011-11-22-Tue 20:20 [EDIT]
その通りでした。

誠に申し訳ありません。

そのところを削除させていただきました。
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