塾長の独り言です。日々思ったり、感じたことを書き込んでみたいと思います。この仕事は、実態が不明な部分が多く、このあたりが、少しでも皆様に伝われば幸いです。
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学区全廃!!!
2012-01-23-Mon  CATEGORY: 未分類

「25年度から高校学区全廃」
18日の産経新聞に、松井府知事が定例記者会見で示した内容が載っていました。いずれは、そうなるのかと考えてはいましたが、来年からの実施には驚きました。もちろん、これから正式に討議されることになります。

私が塾に勤めはじめた頃、公立高校の入試は、9学区制が定着し落ちついていました。その後、平成11年度から公立高校の「特色づくり・再編整備」が始まり、普通科総合選択制、総合学科、単位制高校、工科高校、国際・科学高校、多部制単位制高校など、様々な高校に再編整備されていきました。この計画は平成11年度から20年度まで続き、毎年いくつかの高校が姿を変えていったのです。

この10年で、統廃合も含め、普通科高校の数が減り、各学区間の校数格差が大きな問題になりました。たとえば、旧6学区は、4学区制に改編される前は、後期入試の高校が6校しかありませんでした。天王寺の下が阿倍野・阪南、この間は偏差値で15以上あいていました。そしてさらに10以上離れて大和川という状況だったのです。

この学区による高校数の不均衡を是正するために、平成19年度から、現行の4学区制が導入されました。この結果、旧6学区の生徒は、後期入試で、なんと31校(普通科総合選択制も含む)の中から高校を選べるようになったのです。このように、この4学区制は、受験生の選択の幅を広げるとともに、公立高校人気に拍車をかけることになりました。

この高まった公立人気は、リーマンショックを機に平成21年度に爆発し、行き場のない不合格者をたくさん生みました。この不合格者を無くすため、22年度は今まで厳守されてきた公私立高校間の募集定員の比率を破り、公立高校は、募集定員を増やしました。ところが、昨年の23年度は、私立高校授業料無償化の影響を受け、逆に公立高校が大きく定員割れを起こす結果になったのです。今年もまだ私学人気は続いています。

何をお伝えしたいのかというと、毎年何かが変わり、この十数年落ち着いた入試が行なわれてこなかったことです。時代の流れや、進むべき方向を見定めて改編が行なわれようとしているのは分かります。しかし、めまぐるしい変化は、毎年、人気の偏りを生み、たくさんの受験生を泣かせてきました。

また、この複雑な学科名をご覧になられて、どれほどの方がその中味の違いをお分かりになるでしょうか?さらに、それぞれの学科での入試科目や配点比率も違うのです。塾等からの説明を受けないと、受験生どころか保護者でさえもその違いが分からないのが現状です。

初めて高校受験を迎えるご家庭では、学校選びそのものが大変なのです。入試においても、その制度や入試科目、配点の理解が不十分だったために、実力を発揮できなかったお子様も多数います。学科が増えすぎたのも、受験生の選択を迷わせています。

昨年、さらに文理学科なる新しい学科が設置されました。
時代に合った入試制度は必要ですが、もっと計画的に出来ないものでしょうか?
もっと、分かりやすい入試制度に戻せないのでしょうか?

思いついたような学科や今までの流れを汲まない急な制度改革は、15才の受験生には、大変迷惑な話なのです。
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コメント

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コメント三人親 | URL | 2012-01-30-Mon 17:29 [EDIT]
一年ぶりに先生のブログを拝見しました。
>毎年何かが変わり、この十数年落ち着いた入試が行なわれてこなかった
先生のおっしゃるとおりです。

上の子のときはこれくらいの偏差値がいるという高校に、ほんの三年先には
10も下の子が入学できたり、定員割れ寸前になったり
逆に、過去のデータ相応の偏差値や内申もある一番下の子のときは
昨年の文理科まつり。去年まで普通ならはいれたのに入れない。
データがない、今年から変更、動きが読めない・・・こんなんばっかり。
文理科にしても、それ相当の対策を練って努力したのにダメだったという
悔しささえ起こらない。何で振るいにかけられたのかもわからない。

そして、三人の子供の高校受験がすべて終わって、学区撤廃って(笑)
もし、私に四人目の子がいたとしたら、もう私立にするでしょう。
公立のランクに異常にこだわるの、どうも大阪だけのようだなとネットの
お蔭でわかってきたのです。
Re: タイトルなし
コメント管理人 | URL | 2012-02-02-Thu 17:10 [EDIT]
おっしゃる通りだと思っています。

形を変えたあとで、やっぱりここがまずかったからとつけたしたり、削ったり…。
あたかも粘土細工のようです。

これでは、振り回される受験生は、たまったものではありません。
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