塾長の独り言です。日々思ったり、感じたことを書き込んでみたいと思います。この仕事は、実態が不明な部分が多く、このあたりが、少しでも皆様に伝われば幸いです。
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揺れる大阪府公立高校入試!
2012-03-30-Fri  CATEGORY: 未分類
公立高入試、前倒し 25年度から1週間程度 大阪 (産経新聞3月29日)

府教委は28日、平成25年度公立高校入試の概要を発表した。前・後期とも日程を1週間程度早め、私立高校授業料の無償化が拡充された影響で低迷する公立高校人気の回復をはかる。

日程の前倒しは高校や保護者から要望が根強かった。公立高校の定員割れが相次いでいることを受け、学校側から「合格を早く決めたい受験生が、試験日の早い私立高校に流れている」と指摘があるほか、保護者からも中学の卒業式後に後期入試が行われる現行日程に「落ち着いた気持ちで卒業式に臨ませたい」という要望が上がっていた。

25年度入試は前期が2月20日(合格発表2月26日)、後期が3月11日(同3月18日)となり、24年度より前期は5日、後期は1週間前倒しされる。

また「選抜方式が複雑」という保護者の声に応え、試験科目の見直しも実施。学科によって科目数や内容にばらつきがあった前期は国語、数学、英語 の3教科に統一し、全学科で面接や小論文などを導入する。

後期のみで行われていた全日制普通科も募集人員80人を上限に前期でも実施するほか、後期の「クリエイティブスクール」にあった面接は廃止。これにより、後期は5教科の筆記試験のみに統一される。


予想的中!と喜びたいところですが、早急すぎる改革に不安が隠せません。

入試日程の前倒しはヨシとしても、普通科の受験機会の複数化は、再来年からの学区全廃に合わせて実施されるものと考えていました。塾としてはその対策を早急に考えていかなければなりません。

前期入試を3科目受験に統一することで、普通科単位制や総合学科も来年から3科目入試に変わることになります。また、前期で2クラス分を限度に実施される普通科の入試も3科目入試です!

各学科で異なる複雑な選抜方式をもっと分かりやすく、直前に受験校を変えても対応しやすいものに変えるべきだと訴えてきましたが、この決定はどうなのでしょうか?

来春は、2月9日の私立高校入試を5科で受験し、20日の公立前期入試を3科で、そして3月11日の公立後期入試を5科で受験することになります。

まず考えられるのは、私立の3科目入試校の増加です。現在、一部に3科目の高校がありますが、大半の私立高校は5科目です。公立前期に向け、3科目に絞って追い込みをかける受験生が増えるほど、私立の5科目入試は負担になってきます。

私立中学入試では、この10年、4科目入試から3科目入試に変更する中学が急増してきました。これは、受験生の入試対策の負担を減らすことと、3科目でも4科目でも受験できる事で、受験者数を増やすことが目的です。この結果、4科目で受験した生徒は、3科目でも換算してもらえ、高いほうで合否判定を受けれる中学が多くあります。

私立高校では、今回のこの決定を受け、来年度入試を3科目でも受験できるようにする私立高校が出てくるかもしれません。併願受験で私立を押さえる生徒の中には、前期入試の公立高校を目標とする生徒が多くいます。この生徒にとっては、私立の3科目入試は、とてもありがたいことです。私立高校の中に、3科目受験が可能な高校があれば、それに飛びつく生徒も出てくると思うのです。

さらに不安なのは、公立高校の半分が3科目で受験できるようになれば、5科目入試の公立後期を受験する生徒がさらに減るかもしれません。「安・近・単」と言われるように、受験科目の少ない楽な入試に流れる風潮は昔からあります。入試が目前に迫るほどに、受験科目が少ない学校に変えたいと思うのが受験生の正直な気持ちです。3科目に絞りこむほどに5科目の公立後期をうとましく思う受験生が増えるように思います。

また、理科や社会が苦手な生徒が増加する中、3科目受験がこれに拍車をかけることになるかもしれません。国公立大学を目指し、5科型で受験勉強をしていた卒塾生が、やむなく3科型の私立大学に通うことになりました。卒塾生は、その難関大学で友人の学力を知り、愕然としたというのです。国公立くずれで入学した学生と私立専願で入学した学生に大きな学力差があるというのです。大学でこんな状況ですから、せめて高校受験は5科目にして、きちんとした基礎学力を蓄えてほしいと思います。

これでは、大阪の子供たちの学力を高めるどころか、ますます、学力低下を進めることになるのかもしれません。

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