塾長の独り言です。日々思ったり、感じたことを書き込んでみたいと思います。この仕事は、実態が不明な部分が多く、このあたりが、少しでも皆様に伝われば幸いです。
塾長のモノローグ
スポンサーサイト
-----------  CATEGORY: スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ページトップへ
大阪府高校入試《ボヤキ編》②
2013-02-22-Fri  CATEGORY: 未分類
公立高校前期入試が終わり、受験生の張りつめた意識が一気にダウンしています。あまりの出来の悪さにあきらめムードの生徒もいて、今回の入試が受験生に及ぼした影響の大きさを実感しています。

4学区の状況を分析してみました。普通科がある22校の前期の平均倍率は3.37倍。これは、文理、国際教養、グローバル科を含めた倍率です。ところが、この22校が募集定員すべてを前期で募集していたとすると受験生6471人に対し募集枠は6920人、平均倍率0.935倍になるのです。

今年のバカげた入試の実態が明らかになってきます。前期の倍率に踊らされ右往左往することになった受験生。こうなったのは、今回の普通科80名前期募集のせいです。例年通りであれば、すんなり収まっていたものをあえてかき回したのです。

他の専門学科の不合格者が後期の普通科を受験しますが、今年は前期で受験をやめる生徒も多く(これも今回の入試のせい!)、後期入試は定員割れになる高校が増えるものと思われます。より多くの受験生の願いをかなえるべき入試制度が、心を乱し、傷つけ、やる気をなくさせたのです。

入試制度を変えることのできる教育委員会は、これまでも公立高校の立場での変更を重ねてきました。

大阪府の中退率がダントツで全国一位なのをご存知でしょうか?
この状況を受けて、公立高校でも不登校生への対応をはじめ、様々な取り組みが行われてきました。結果、公立高校の中退率は大きく減ってきたのです。それまで年間三桁の退学者を抱えていた公立高校が、現在20名程度までに減らした例もあります。

私は、高校側のきめ細かな対策だけでなく、この背景に入試制度の変更が影響していると考えています。

平成17年度から公立高校の入試にタイプ別の内申が導入されました。これにより入試点:内申点を一律に約5:5に配分していた入試を改め、3タイプの中から各公立高校が選べるようになったのです。6:4、5:5、4:6の3タイプです。

退学者の多い下位校は、こぞって4:6タイプを選択しました。これで内申重視型の入試ができるようになったのです。退学しない生徒=休まずにきちんと登校する生徒=中学でしっかり評価をもらっている生徒=内申の良い生徒。

この結果、内申の悪い生徒は落ちやすくなりました。さらに不況による公立ブームが後押ししました。現状、10段階の4はないと安心して公立高校を受験できないのです。

合格者の内申が上がった高校では大きな変化が起こりました。それまでどれほど厳しく指導しても並ばなかった自転車が何も言わなくてもキレイに並ぶようになったり、遊びやアルバイトに目を向ける生徒が多く低迷していた部活動に、入部者が殺到し活気が出てきたりと。入学者の内申が0.5上がるだけでこんな変化が起こったのです。

つまり、公立は下位生の入学を拒む入試制度に変えたのです。公立に行けない生徒は、私立専願か定時制に…。ここで注目すべきなのは、この生徒たちの受け皿になった私立高校の躍進です。名前は挙げませんが、受け入れた生徒を大切に指導し、結果を出している高校がいくつも出てきました。様々なコースや選択科目で生徒のやる気を引き出し、各生徒の得意を伸ばす指導。これが実を結び多くの入学者を安定して集めるようになりました。

公立は卑怯ですよね!自分のところでは手に負えない生徒を私立に押し付け、文理学科などという名目で、優秀な生徒だけをかき集める。そんな小手先ばかりのことしか考えていないから、今回のようなことが起こるのだと思います。

大阪は、不登校生数も全国第一位です。公立だけだともっと上がる数字を、私立が頑張って下げてくれています。私立のほうが生徒に対する心のケアもしっかりしているのです。

私立無償化で、風が私立に吹いたかのように見えます。しかし、私立は、授業料を54万でまかなえと言われた弱い立場なのです。それまで60万だった授業料を54万でやり繰りしている私立からは、悲痛な叫びが聞こえてきます。

おかしいものはおかしいんです!
このままではいけません!何とか早く変えまっしょ!
ページトップへ  トラックバック0 コメント0
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
TB*URL
<< 2017/06 >>
S M T W T F S
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -


余白 Copyright © 2005 塾長のモノローグ. all rights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。