塾長の独り言です。日々思ったり、感じたことを書き込んでみたいと思います。この仕事は、実態が不明な部分が多く、このあたりが、少しでも皆様に伝われば幸いです。
塾長のモノローグ
スポンサーサイト
-----------  CATEGORY: スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ページトップへ
物申す!
2013-06-05-Wed  CATEGORY: 未分類
大阪府教育委員会の方にお会いする機会を得ました。
今年の公立高校入試について、お話をさせていただきましたが、以下は私が文書としてお渡しした内容の抜粋です。

 平成11年からの10年間、公立高校の「再編整備計画」が進められ、学科の改編や新設、統廃合が進み姿を変えた高校は80校にも及びます。この結果、公立高校入試は休むことなく影響を受けてきました。受験生のニーズに合った高校作りを目指してのことですが、毎年、受験生を不安に陥れてきたことに相違有りません。さらに近年は、学区の改編、文理学科新設、今年の「入学者選抜制度の改善」と大胆な改革が続き、受験生に大きな不安と混乱を招いています。また、この背後に授業料無償化が影響し、私学をも視野に入れた高校選択が迷いを増幅させる結果にもなっています。

 特に今年の変更点は、受験生を苦しめました。普通科の前期参入は、受験機会を増やすという意味で期待を集めましたが、蓋を開ければ入試倍率が3倍どころか5倍を越える高校も出て、生徒に大きな畏怖を与える結果になったのです。また、選抜日程が繰り上げになったことも、中学の卒業式の前に入試を終らすという意味で受け入れられたかのように見えますが、入試日程が縮まったことでの問題が発生しました。まず、前期の願書提出が13、14日でしたが、私立高校の入試日が2月9日の土曜日に行われたため、中学がその合否を確認したのは祝日後の12日になりました。この次の日が願書提出日だったのです。例年、中学校では、私立の合格発表後に前期受験者と最終懇談を行なってきましたが、その期間を失う結果になりました。私立全入の時代ではありますが、希望コースから下位コースへの回し合格になった生徒等は、不安になり受験校に迷うものです。僅か3日の繰上げが、この重要な期間を奪うことになったのです。さらに、前期の合格発表が2月26日(火)、後期の出願が3月4日(月)から始まりました。見かけは5日間の猶予がありますが、現実は水曜日から金曜日の3日間になります。今年は、普通科前期の平均倍率が3.74倍を超えたことで、昨年までとは比べようもない多くの不合格者を生みました。この結果、後期受験校を3日間で決めなければならない受験生も急増したのです。不合格を突きつけられた多数の受験生が選択に苦しみました。入試日程の前倒しは、受験生にとって、涙が乾く間を与えないばかりか、冷静な判断をも阻害するものであったのです。
 
以下に、現状の問題点を箇条書きにまとめます。
・前期不合格者を減らす手立てを
(異常な倍率は、受験生に後期受験への意欲をなくさせるばかりでなく、冷静な判断を鈍らせるもの)
・普通科前期の合格者選抜にボーダーゾーンは不適当である。
(これほどの高倍率であれば選抜の特色を出す必要はない、選抜も難しい)
・前期入試を後期と同様に選抜するのなら、複線化の意味がない
(学力格差を生むだけ、特色入試で一握りの生徒を入学させるか、一本化すべき)
・入試問題は、学科に縛られずに選べる方式にできないか
(文理学科と堺市立サイエンスが同じ数学の問題で選抜しているのはおかしい。総合科学科にも無理を感じる。不合格者を含めた各校の平均点の調査を)
・現状の入試問題の選択を増やし、各校の受験層に合った問題で入試を実施すべき。
(下位校は甘目の採点基準で点数を上げているのが現状)
・私立入試5科、前期3科、後期5科では、受験生の負担減にはならない。
・入試日には問題はないが、それぞれの入試結果後の期間を広げられないか。
(入試から合格発表までの期間等、短縮できるものはないか)
・願書受付業務の迅速化、簡素化。
(前期受験者の増加で受付事務が追いつかず、願書提出後の帰りが6時を回る受験生が多数出た)
・普通科の専門コースを今後さらに広げて欲しい。             
(特色ある高校は、これから増える横並びの高校選択の指標になる)

 問題点を指摘することは簡単ですが、その改善には、様々な問題がからみいくつもの壁があることと思います。ですが、今一度地に足をつけた入試改革を計画的に進めて欲しいと思います。大阪の入試制度は、他府県に流されることなく独自路線を貫いてきました。推薦入試制度を導入しなかったことは、大いに評価できることです。また、採点の簡素化のため選択問題を多用する他府県の問題に対し、記述問題を大切にしてきた大阪の入試問題は優れたものだと思います。ぜひ、この特色を柱に、新しい文科省の方針を受けた入試制度、入試問題を模索し他府県に示すことが出来ればと考えます。
 本当に僭越ではございますが、生徒に希望を与え、生徒の学習意欲をかき立てる高校入試の実現を熱望します。
ページトップへ  トラックバック0 コメント4
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
管理人のみ閲覧できます
コメント | | 2013-06-05-Wed 20:40 [EDIT]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
Re: タイトルなし
コメント管理人 | URL | 2013-06-06-Thu 16:08 [EDIT]
仰るとおりです。
私も文理学科廃止に賛成です!

しかし、学力重点特色校に文理学科を新設したのが一昨年ですから、すぐに廃止されるとは思われません。グローバル・リーダーズ・ハイスクール(GLHS)との新名称もつき、しばらくは続くものと思います。

他府県にも同様の指定が行われており、関東のある都道府県では、大学名まで出して、そこへの進学実績を競わせることになっています。お上がそこまでやるのは異常だと思っていますv-12
拍手コメントへの返信
コメント管理人 | URL | 2013-06-06-Thu 16:53 [EDIT]
拍手コメントを頂きましたがそちらに返信できないようですのでこちらに書き込みます。

毎年大手塾の文理学科合格者数を追っていますが、その高校は今年大手の発表している合格者数をたすとちょうど160名になりますv-9。来年が楽しみですv-8

お聞きになっている内容は、まんざら可能性がないわけではありませんが、その次の年に多くの改善を考えているようです。
コメント | URL | 2013-06-08-Sat 07:33 [EDIT]
ご返信ありがとうございました。
流石に、直ぐの廃止は無理そうですね。

これからも、鋭い解説期待しております。
トラックバック
TB*URL
<< 2017/06 >>
S M T W T F S
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -


余白 Copyright © 2005 塾長のモノローグ. all rights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。