塾長の独り言です。日々思ったり、感じたことを書き込んでみたいと思います。この仕事は、実態が不明な部分が多く、このあたりが、少しでも皆様に伝われば幸いです。
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大阪府立高入試ミス!
2013-06-23-Sun  CATEGORY: 未分類
6月21日読売新聞夕刊
大阪府立高入試ミス新たに20人…4人不合格に 
 今春の大阪府立高校入試で大量の採点ミスが発覚した問題で、府教委は21日、3校で新たに20人分のミスが判明、うち美原高(堺市美原区)で受験生4人が誤って不合格になっていたと発表した。これまでの判明分と合わせると、ミスは57校延べ131人分に上り、このうち合否に影響したのは 大手前高(大阪市中央区)2人、成城高(同市城東区)2人、美原高4人の計8人となる。陰山英男・府教育委員長は「入試の信頼を揺るがす大変なミス。全受験生と保護者、府民の皆様におわび申し上げます」と陳謝した。

 府教委によると、ミスが判明したのは、美原高のほか、清水谷高校(大阪市天王寺区)と、とりかい高等支援学校(摂津市)。美原高では、2月の前期試験ボーダーラインにいた受験生17人の合否について、基準では学力と内申点をもとに判定すべきところ、誤って小論文の点数を足して判定していたという。このため順位が入れ替わり、合格すべきだった2人が不合格になっていた。この2人が3月の後期試験で同高に合格したため、合格枠から別の2人が押し出された。

 清水谷高では、府外からの受験生2人の内申点を、府内用に換算する計算式を取り違え、とりかい高等支援学校では、正解していた問題の点数を足し忘れる集計ミスが1人にあったが、いずれも合否に影響はなかった。今回のミスは美原高で来春の入試に向け、受験生の判定基準などを決める会議の場で、今春入試の採点方法の資料が出され、偶然、教員が気付いたという。府教委は、美原高で不合格とされていた4人を合格とし、必要があれば賠償に応じる方針。

大阪府教委、3度目謝罪「情けない」…入試ミス

 今春の大阪府立高校入試で3度、入試の根幹を揺るがす不手際が発覚した。美原高(堺市美原区)など3校で20人分の点数に影響し、うち4人は合格すべき試験で不合格となっていた。3週連続で謝罪会見に臨んだ大阪府教委の幹部たちは「絶句した」「本当に情けない」と平謝り。過去にもミスが あったのではとの疑念に、中原徹教育長は「可能性はある」と認めた。

 21日午前9時半から始まった記者会見では、中原教育長、陰山英男・府教育委員長ら幹部5人が一列に並び、深々と頭を下げた。中原教育長は「短期間で3回目のミス。本当にみっともない」と苦り切った表情で採点ミスの経緯の説明を始めた。

…省略…

 一連のミスは、大手前高の受験生からの情報開示請求を受け、答案の開示準備をしていた教職員が採点ミスに気づいたのが発端。府教委は、全府立高に採点や集計のミスを一斉点検させて14日に結果を公表したが、この際、各校に指示したのは答案のチェックのみで、選考方法の点検までは指示していなかったという。

 報道陣から「過去にもあったのでは」と追及された中原教育長は「去年、一昨年、10年、20年と(あったと)推測する余地はある」と話した。

 大阪府立高入試では2001年にも、入試を巡って大規模なミスが発覚。約50校200件で、採点を間違えたり、採点結果をパソコンに転記する際、誤った数値を入力したりしていた。

 これを受けて府教委はチェック体制を強化した採点マニュアルを作成、
〈1〉採点は3色のペンを使い分け、3回行う
〈2〉パソコンに数値を入力する際は、複数人でチェック
〈3〉内申書は原本で照合する――など、細かな手順を定めていた。それでもなお防げなかったミス。再発防止策について問われた陰山委員長は「具体的な原因を分析しないと、軽々にものはいえない。根は深い」と苦渋の表情を浮かべた。

…省略…


大阪府の入試問題は、配点が複雑で部分点もありひどく採点しにくいテストです。今年の前期入試国語の配点を1番から並べると、1点2点2点3点3点6点1点3点3点1点5点2点3点4点1点となります。

問題の難易度に対応する配点を考えた結果なのでしょうが、合計点を出すのは大変な作業です。

まさか手作業ではないでしょう。例えば正解している問題にチェックを入れると自動的に合計点が出てくる。これで各設問の正答率等も分かります。

今回の問題は、採点法ではなく、まったく別のところにあると考えています。

多くの他府県では、記号問題や選択問題が増えて採点が楽になっています。
採点者側「このくそ忙しい時期に時間をかけて採点をする余裕はない」
問題作成者側「それでは記号問題を増やして、採点を楽にしましょう」

大阪では、小論文や記述問題が多く、採点が複雑になっています。
問題作成者側「採点基準は一応出しますが、細かな採点は一任します」
採点者側「細かな内容まで口を挟まないのならやります」

うまく書けませんが、問題を作成する側と入試を行い採点する現場とがそれぞれ独立しているのです。現場は、問題作成に口を出さない。問題作成者は、各校の細かな採点に文句を言わない。

この結果、現場は入試問題には無頓着で内容の改善を要求しない。問題作成者は、点数調査はしても、甘い採点基準で加点された答案用紙に目を通すことはない。こんなことが長年続けられてきたのです。

あってはならないミスは、これまでの流れを知れば、起こるべくして起こったこと。そして、今までにもあったであろうと考えるのが自然です。

今年は前期受験者が増えたのが一因とみる新聞がありましたが、それは違います。昨年までは、各学科で入試科目数、配点がバラバラで今年よりも複雑だったのです。今年から前期は3科目に統一され、配点もほぼ同じです。

その上、今年から大阪の入試問題が変わったという人がいます。今までは高校に迎合することのない、独自の入試問題を守り続けてきた大阪が、形だけで中味がなくなった。歯ごたえがなくなったというのです。つまり、易しくなった分、採点は今までよりも楽になったはずなのです。

それがどれほどのものなのかは分かりませんが、少なくとも今年の入試制度の改善や入試問題が今回のミスを生んだとは考えにくいのです。

「マークシートにしちまえ」とか言う前に、教育委員会と高校との連携が必要で、早急にこの溝を埋めなければなりません。そして、互いに協力し、抑制しあうことで大阪の教育を変えて欲しいです!
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コメント | | 2013-07-08-Mon 12:58 [EDIT]
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Re: タイトルなし
コメント管理人 | URL | 2013-07-09-Tue 22:53 [EDIT]
教育委員会よりすでに発表されています。ご覧下さい。
>http://www.pref.osaka.jp/attach/5181/00128914/g2.pdf

普通科前期は来年も80名募集です。
さらに40名の音楽科だけを前期募集していた夕陽丘、同じく40名の芸能文化だけを募集していた東住吉が、前期枠80名をすべて使います。両校とも各40名だけ普通科前期募集を実施します。

周りの普通科が、前期で優秀な生徒を獲得したことに危機感を感じてか、他校の今年の状況をうらやましく思ってかは分かりませんが、40名枠に生徒が集中してとんでもない倍率になるかもしれません。受験生のことなどまったく考えていませんね!

また、今年度入試の結果と分析も発表になっています。是非、ご覧下さい。
>http://www.pref.osaka.jp/attach/5181/00127317/h2.pdf

まとめ
平成25年度選抜において実施した普通科等の前期・後期の分割募集により、受検生にとって前期志願先の選択肢が拡大されるとともに、複数回の受検機会を持つという点で一定の成果があり、その結果、公立高校への志願者が増加した。一方で前期選抜において、多くの受検生が不合格となり、かつ後期選抜出願までの日数が3日間であったため、中学校における進路指導において、精神的ケアも含めたきめ細かな指導を短期間で行う必要があったという意見もある。今年度の選抜制度の変更による影響については、引き続き中学校、高等学校等、関係者から意見を聞きながら、今後の選抜制度について検討していく。ただし、平成26年度選抜については、平成25年度選抜で制度変更を行ったこともあり、大きな枠組みの変更はせずに実施する。

最後の一文を無性に腹立たしく思うのは、私だけでしょうか?


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