塾長の独り言です。日々思ったり、感じたことを書き込んでみたいと思います。この仕事は、実態が不明な部分が多く、このあたりが、少しでも皆様に伝われば幸いです。
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思うこと
2014-09-05-Fri  CATEGORY: 未分類
コメント欄が賑やかになり、ちょっと驚いています。
ここに書かれていることは皆様の声であり、それを誰も否定できるものではありませんが、私なりに思っていることを書きます。

公立中学での生活は、私が中学生だtった頃と比べると、少し居心地が悪くなっています。しかし、どうしようもない状況かといえばそうでもありません。私の子にしても塾生にしても楽しく過ごしている生徒が大半だからです。

「楽しく過ごす」ここに少し問題があります。子供達は、今の学校しか知らないわけで、今の現状に何の疑問も抱いていません。ところが、昔を知る者からすればこの楽しさに違和感を感じるからです。

これを感じる原因のひとつは、新しい考え方や風潮により変わった姿に古き良き時代を重ね合わせることで起こるものです。年配の方が「今の若いモンは…」と同じだと思います。もちろんそれだけではありません。現代社会のひずみを学校社会がそのまま受け止めた結果、ねじれてしまったのです。

学校は、現代社会を映した鏡、縮図であると思っています。

ではどうすれば良いのか?ここでも書かれていますが、高校を変えるには中学を、中学を変えるには小学校を…。行き着く先は家庭をということになります。この連鎖に気づくと、ますます何をどうすれば良いのか分からなくなってしまいます。

先生については、本当に生徒と真正面から向き合っていらっしゃる方がいます。私が経験した学校にも、私の子供が通った公立の学校にもいらっしゃいました。そんな先生との出会いが、子供を大きく成長させました。

前の記事で書いた理科の先生がどんな方なのか存じ上げませんが、子供達をなるべく客観的に評価しようと細かな項目に分けて点数化した労力には、頭が下がります。受け持ちのおそらく200名は越えるであろう生徒一人ひとりに配布されたのです。「評価と評定の一体化」をもとに作られた苦労が分かる成績資料だと感心しています。

「校長先生ほど大変な仕事はない」「校長先生ほど楽な仕事はない」どちらも耳にする言葉です。どんな仕事も同じではないでしょうか。本人がどう向き合うかによって変わってきます。塾の仕事も同じです。

先生の仕事が特殊なのは、クラス担任として一人に任される仕事が多すぎることです。昔からそうだったのですが、授業だけではなく生徒指導や諸々の雑用が増えてきているのも事実です。お山の大将として自由に振舞える分、他人に頼らず自分で処理しなければならない仕事が多いのです。

先生も人間ですから、常に100%の力で仕事をしていくことは無理です。追われる仕事を消化しているだけでは、他のことがおろそかになります。一人に任されている分、手抜きをしても周りに分からないこともあり、楽な方へ流れる先生もいます。しかし、あれもこれもお子様にしてあげたいと考えつつ、実践できないままで悩んでいらっしゃる先生も多くいらっしゃいます。分業とは申しませんが、副担任の仕事を明確にして、もっと教えることに傾注できる体制を組むことが必要だと思います。

また、職責の重さがあります。一般にその仕事に意欲をなくせば、直接わが身にその代償が降りかかってきます。これが先生の場合は、向き合っている対象がお子様なのですから、それ以前の問題として、怠慢は許されるべきものではありません。この点は、他の職種とは違った覚悟と信念を持ち続けるべき仕事だと思います。

先生の学力についてですが、さすがに文理学科レベルの問題は難なく解けます。高校では難関大学の入試問題をすらすらと解く学力を問われる先生がいらっしゃいますが、大学入試とは雲泥の差があります。少なくともその教科の資格試験に合格されたのですから、専門的な知識を含め学力は持っていらっしゃいます。

学力ではなく指導力が問われます。受け持ちの生徒に今年はどう教えるか。違った顔ぶれに同じ授業は出来ません。同じ内容でも昨年とは違った説明のしかたや工夫が必要です。毎年同じプリントを使って授業を繰り返す先生ではダメだということです。

様々な教育現場の問題をよそに行政は改革を進めます。また次に書きますが、先日発表になった「大阪府立高等学校入学者選抜制度改善方針(案)」によると、絶対評価に変わることで中1からの成績が公立入試に関わってきます。順次内申に関わる学年を広げて、中1からの成績が加わるのは現小6生の入試からになります。具体的には、中3の成績3に対し、中2、中1の成績がそれぞれ1の割合で加わることになるようです。さらに、入試に占める学力テストと調査書(内申)の比率が7:3、6:4、5:5、4:6、3:7の5パターンから各高校が選べるようになります。

どう思われますか?今後、中1からの成績を心配なさる方、学力重視の入試に中学での授業レベルを嘆かれる方がますます増えることになります。一方、先生は、広がる学力差のなかで、何を基準にどのレベルまで教えるべきか悩むことになります。

先生の問題よりも私は、先生を動かす文科省や教育委員会に目覚めて欲しいです。何の資源もないこの国は教育で復興を遂げたのです。これからますます厳しくなる国際社会を生き抜くための力、その根本は教育にある。この強い信念のもと、今抱えている教育問題に取り組んで欲しいのです。

次世代に少しでも明るい未来を残すためには、教育は必要不可欠なものです。
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コメント

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行き当たりばったりの教育委員会
コメントぴの | URL | 2014-09-05-Fri 11:44 [EDIT]
学力テストと調査書(内申)の比率変更の件ですが、進学校ほど学力テストの比率を上げてくるでしょうね。そう考えると、今の公立中学の画一的な低レベル授業ではもはや対応不可能ではないでしょうか?
また、絶対評価への変更ですが、学校毎に定期テストのレベルも違いますし、使っている教科書も違うのですから、必然的に教師の裁量に依存する面が多くなり、評価自体が不公平なものになるのは明らかです。
いっそ、大阪府内だけでも教科書は統一して、定期テストも同一のもので試験できないものですかね?
その上で学校縦断で評価するというのが絶対評価の正しい形だと思うのですが。
どうにも今の教育委員会のやり方は行き当たりばったりの欠陥改革としか思えません。
管理人のみ閲覧できます
コメント | | 2014-09-05-Fri 19:55 [EDIT]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
一発勝負
コメント祭囃子 | URL | 2014-09-08-Mon 20:13 [EDIT]
ぴのさん
私は調査書なんか廃止すればよいと考えています。
絶対評価にしたところで、違う学校の生徒の成績をきちんと比べることなんか
できっこないと思うからです。
ぴのさんの提案する教科書を統一して定期テストを同一にしようとすれば、授業の進度や深度もそろえなければなりませんが、
そんなことは不可能ではないでしょうか。

公立入試は学力テストの点数だけの一発勝負、運不運はあるでしょうがそれは人生につきものです。
進学特色校
コメントチャロ | URL | 2014-09-09-Tue 10:34 [EDIT]
大阪府が進学特色校(高校10高)の進学実績の総括を行い、有名大学への進学率が概ね上がって成功(満足)なのだそうだ。
ふざけるな。当たり前だろと言いたい。
もともと有名進学私立高を目指していた優秀な生徒を、かっさらってエリート教育施すんだから、進学実績は伸びて当たり前だ。
一部の高校の一部のエリート教育はもうたくさんだから、学力低下に悩む公立中学の生徒を何とかしろと言いたい。
大阪府の教育委員会の面々の頭の悪さが露呈されるばかりだ。
絶対評価への変更
コメントチャロ | URL | 2014-09-09-Tue 10:44 [EDIT]
大阪府教育委員会は再来年の高校入試から、調査書を相対評価から絶対評価に変えるそうだ。
変更に当たって、大阪府教育委員会は、評価方法を各市の教育委員会に丸投げするつもりであったようだ。なんという無責任、驚くべき怠慢。
そんな事をすれば、学校間で評価がバラバラになってしまい、甘い評価の中学の生徒と厳しい評価の中学の生徒では、圧倒的に甘い評価の生徒が入試で有利になってしまう。
橋本市長に評価を統一する基準を設けるように言われて、ようやく学力到達テスト(統一テスト)の検討を始めたというのだから驚く。
大阪府教育委員会は真面目に仕事をする気があるのだろうか?
Re: 一発勝負
コメント管理人 | URL | 2014-09-17-Wed 07:10 [EDIT]
そうですね。小6生が「一発勝負」の厳しい国・私立中学入試に挑んでいるのですから、中3生は調査書に守られすぎているのかもしれません。

調査書の比率を低くすることには賛成です。

現状では、高校入試はなんとかなるというムードが受験生に蔓延しすぎていますからね。
Re: 進学特色校
コメント管理人 | URL | 2014-09-17-Wed 07:38 [EDIT]
私も進学特色校はいらないと思います。

この背景には低迷する公立高校の建て直しがあります。これはすべての公立高校に対して行われるもので、一部の高校に限るものであってはなりません。

文科省もそんな高校ばかりにお金を回しています。格差は広がるばかりです。
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